12月10日(木)、日本文学科では日本文学会と共催で、2014年度からスタートした学科特別企画「作家特別対談」の第四弾を開催しました。「作家特別対談」は年に2回開催しています。第一弾に直木賞作家の唯川恵氏、第二弾に歌人の穂村弘氏、第三弾には芥川賞作家の中村文則氏をお迎えしてきました。そして今回の第四弾には、直木賞作家で様々な賞を受賞されている角田光代氏をお迎えしました。
今回の会場は階段教室でしたが、すぐに満席となりました。来場者には日本文学科の学生だけでなく、他学科の学生の姿も多く見られました。また、学外からの一般来場者の方々がとても多く、角田先生があらゆる世代に愛される作家であることが改めてよくわかりました。
角田先生ファンの熱いまなざしがあちこちに飛び交う会場で繰り広げられた対談は、終始笑い声や感嘆の声に満ち溢れたものとなりました。
この度の特別対談も、司会進行と聞き役を務めてくださる文芸評論家の池上冬樹先生(日本文学科非常勤講師)のおかげで、角田先生の作品に対する想い、お仕事の話、趣味の話、他の作家さんとの交流の話、さらには現在取り組んでいらっしゃる『源氏物語』の現代語訳の話まで、さまざまな話を伺う事ができました。
対談終了後に行われたサイン会には長蛇の列が。角田先生の数多ある作品の中から、ファンの方それぞれが思い思いに選び出した本ににこやかにサインをされる先生。優しく柔らかい雰囲気に、ファンの方々も緊張が少し解けたようでした。「家族に頼まれました」と、ご家族のためにサインを求める学生も多く、和やかな光景でした。
今回で四回目となった作家特別対談。毎回、多くの方々にご来場いただき盛会となっています。来年度は宮城学院創立130周年。130周年目を迎える宮城学院で開催される作家特別対談、ご期待ください。ありがとうございました。