7月1日(水)、日本文学科では日本文学会と共催で、国内だけでなく国外でも非常に評価の高い中村文則氏(芥川賞作家)と、日本文学科で創作論を担当され文芸評論家として活躍されている池上冬樹先生の、一般公開特別対談を開催しました。
作家特別対談は2014年度よりスタートし、昨年は第一弾に唯川恵氏(直木賞作家)、第二弾に穂村弘氏(歌人)をお招きしました。
宮城学院が誇る礼拝堂に408名の方々が集った今回の特別対談。学生だけでなく、学外から足を運んでくださった方々も多く、礼拝堂は満席となりました。
池上先生が聞き役となり、繰り出される面白いエピソードの数々。客席との距離の近さもあり、会場は終始和やかなムードに包まれました。
中村先生の作品に対する想いや、又吉直樹さんのお話、アメリカでひやっとしながらも感動も覚えてしまったお話、今最も会いたい“芸人”さんのお話・・・・・・・ あまりにも豊富な話題の数々、どれもこれも身を乗り出して聞いてしまうものばかり。
楽しい時間ほど一瞬にして過ぎ去るものはなく、今回の特別対談も例外ではありませんでした。もっと聞いていたかったという声がアンケートに多く寄せられました。(申し訳ありませんでした!)
対談終了後には、大人気のサイン会が開催され、多くの方々が中村先生の本を大事そうに抱えながら順番を待ちました。中村先生はファンの方ひとりひとりに声をかけられ、その気さくな雰囲気にあちこちからこぼれる笑顔、とてもアットホームなサイン会となりました。
日本文学科主催 作家特別対談第三弾。あいにくの雨の中始まった対談でしたが、終わる頃には雨雲はどこへやら。この度もお集まりいただいた皆様のおかげで盛会となりました。ありがとうございました。第四弾は秋に開催予定です。ご期待ください。