11月13日(月)、日本文学科では「学芸員のお仕事」、「編集者のお仕事」に続くキャリア講座第三弾「聴く・見る・話すでみつかる〜みしらぬ自分との出会い方&未来デザイン〜」を開催しました。
講師には、国家資格キャリアコンサルタント、JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、傾聴・耳育てセミナー講師の大場綾さんをお迎えしました。大場さんは日本文学科の卒業生です。
今回のキャリア講座はワークショップ形式で行われました。講座開始直後から、早速ウォーミングアップ。腕を使いながら、自分の今の気分を表現します。気分が良いほど、腕は高く上がります。良くないと、腕は下に・・・・ 月曜日ならではの疲れからか、いまいち気分が上がらない学生もちらほら。そこで、隣の学生と軽くお喋りします。そしてもう一度今の気分を問われると、さきほどよりも上がってきた学生の数が増えます。コミュニケーションの効果です。
コミュニケーション能力は企業が新入社員に一番求めるものだそうです。人工知能がいかに発達しようとも、コミュニケーション能力は人間にしかできない能力です。
参加した学生たちは、知らない同級生や先輩たちとペアを組んだり、グループディスカッションをしたりしながら、見知らぬ自分を発見しようと取り組みます。大場先生より、自分自身で設定した思い込みをはずしましょうと提案されながら。1分間の自己紹介スピーチを行ったり、対人関係における気づきのグラフモデルである「ジョハリの窓」を用い、どうすれば自分をもっと他者に知ってもらえるか、理解してもらえるかを話し合ったり、偶然の組み合わせで目の前に座る相手の良いところを探したり、色々なことに取り組みました。
とても充実したワークショップとなりました。内容も盛りだくさんでしたね。コミュニケーションを通して他者が写す自分を発見することはできましたでしょうか。ほんの一部でも発見できれば、次に繋がっていくはずです。最後には未来デザインについて教わりました。これからの自分の生き方を考えるってワクワクしましたね。ありとあらゆる可能性に満ちているのですから。
日本文学科卒業生だったからこそ今の自分の生き方があると締め括ってくださった大場先生。有意義な時間をありがとうございました。
今年度最後の日本文学科キャリア講座第四弾は12月中に開催を予定しています。「大学職員のお仕事」という講座で、皆さんの参加をお待ちしています。