私は、『みずほフィナンシャルグループ』に入社し、みずほ銀行仙台支店で銀行業務に携わっております。銀行業務は大きく分類すると、預金業務、為替業務、融資業務、外為業務に分かれています。私は、その中で外為業務を中心に働いています。外為業務は海外との取引が多いため、必然的に英語を頻繁に使用します。また外国のお客さまが両替で来店されることも多く、英語を話す機会も少なくありません。これらの業務を通して、英文学科で学んだ知識が存分に役立っていると感じます。私は、大学入学前は英語の文章を読むことが苦手でしたが、英文学科で毎日英語に触れることで英語の文章を読むことが苦痛ではなくなりました。さらに単語や文法等大学時代に覚えたものが今でも役立っており、今でも英語の書類に苦痛を感じることはありません。
英文学科に入ってもう一つ良かったことは、英語音声学の授業です。この授業では、発音を矯正していただくことで、自分の発音が実際の発音とはどれ位違うのか知ることができました。矯正後は、どれくらい自分の英語が海外で通用するか確かめたいという気持ちが大きくなり、1ヶ月の短期留学へ行きました。1ヶ月だけでは、英語は話せるようにならないだろうと思い、留学へ向かったのですが外国人の友達がたくさんでき、スピーキングのスキルはたちまち上達致しました。これも、英語音声学で発音を学んだおかげだと思います。現在、留学してから5年以上経ちましたが、親しくなった友人たちと英語で時々電話やメールをしたり、お互いの国を行き来して交流を図っています。これも、英語を学んだからできることだと思います。
最後に、就職活動は大変ですが、自分を見つめ直すいい機会になります。実り豊かな学生生活、社会人生活を送るには、今自分が置かれた場所で努力し続けることが重要です。何事にも、本気で取り組んでください。そうすれば、きっと素晴らしい社会人生活が待っています。皆様1人ひとりが、自分の置かれた場所で自分の持っている力を最大限発揮することができますようにお祈り申し上げております。
佐藤百花さん
仙台白百合学園高等学校を卒業、2015年宮城学院女子大学英文学科を卒業。
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