掲載情報(人間文化学科・八木祐子教授)

6月25日付の河北新報のコラム「座標」に、本学人間文化学科・八木祐子教授の寄稿が掲載されました。
最終回となる今回は北インドの結婚式の変化について紹介しています。結婚式は1週間ほどの日程で行われ、花婿・花嫁それぞれの家での儀式を終えると、花婿は花嫁の家に「花婿行列」をなして向かいます。花嫁の家でさらに2日間の儀式を行い、婚姻が成立します。儀式の担い手は多くが既婚女性で、花婿行列に参加できるのは男性と子どものみに限定されていました。
しかし近年は、花嫁の家に近いホテルの中庭などで、一族総出で式を執り行うスタイルが多くなっているそうです。女性が食事を準備する手間もなく、また花嫁の家にあがるわけではないので花婿側の女性も参加しやすい、といった利点があります。教育水準が上がったことで、夫婦のあり方やジェンダー観にも変化を与えているようです。

ぜひ紙面でご覧ください。