11/20 穂村弘氏(歌人・エッセイスト・絵本翻訳家) × 池上冬樹氏(文芸評論家) 特別対談一般公開イベント(11/15情報追加)

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日本文学科では日本文学会と共催で、歌人・エッセイスト・絵本翻訳家など様々な分野で活躍される穂村弘氏と、文芸評論家であり日本文学科非常勤講師でもある池上冬樹氏の特別対談一般公開イベントを行います。春の唯川恵氏と池上冬樹氏の特別対談に続く、2014年度日本文学科特別対談第二弾となります。

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日時:2014年11月20日(木) 14:10 開演 15:30 終演予定 (開場 13:30)

会場:宮城学院女子大学 大学講堂

全席自由 / 入場無料 / 一般公開 / 事前申込み不要(直接会場にお越しください)

 駐車場には限りがございますので、学外からお越しくださる方々は公共交通機関をご利用ください。多くの皆さまのご来場をお待ち申し上げております。

関連イベントとして下記の特設コーナーを予定しております。

*大学図書館 11月4日(火)~27日(木) 「穂村弘の世界」 
*宮城学院生協 11月4日(火)~29日(土) 「穂村弘ブックフェア」

*日本文学会(日本文学科図書室) 11月4日(火)~29日(土) 「穂村弘を楽しむ!」
*日本文学科副手室 10月15日(水)~11月29日(土) 「ほむほむ知る知る」 

こちらにも足をお運びください。

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今回の特別対談に寄せて、池上冬樹先生よりお言葉頂戴しました。

 穂村弘さんはいくつもの顔をもっています。まずは、何といっても歌人です。

 「サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい」「ハーブティーにハーブ煮えつつ春の夜の嘘つきはどらえもんのはじまり」「桟橋で愛し合ってもかまわないがんこな汚れにザブがあるから」といったコミカルな歌から「本当におれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は」というようなクールで透明な悲しみをにじませる歌もあります。80年代を牽引した歌人は道浦母都子で、90年代は俵万智でしたが、0年代以降は穂村弘です。そして穂村弘を超える歌人は出てこないのではないかといわれている。それほどのスターです。

 穂村弘はまた優れた文芸評論家です。短歌論『短歌という爆弾』『短歌の友人』(伊藤整文学賞)などの濃密な文芸評論は、短詩型から文学を捉えていて実に秀逸で、読んでいて、至る所で目からうろこがおちます。

 さらに穂村弘は(これがいちばん有名でしょうが)優れたエッセイストでもある。新聞や文芸誌、さらには女性誌まであらゆるところに連載をもっています。『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』などを読まれればわかりますが、ユーモアあふれるエッセイの名手で、馬鹿馬鹿しく、可笑しく、楽しく、それでいて何とも深い味わいのあるエッセイを送り出しています。

 僕は、小説のみならず短歌や俳句や詩も好きで、昔からよく読んでいます。書評に行き詰まると、短詩型の作品や評論を読むと、切り口や言葉からヒントをもらうことがよくあります。とりわけ言葉で物語を紡ぐ人には、短詩型は言葉の宝庫です。表現の宝庫です。発想の宝庫です。大いに参考になるはずです。

 その言葉、表現、発想の宝庫としても穂村さんの作品は最高です。お話の引き出しも多くて、とても面白い。ぜひおいでください。

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ユーモアセンス溢れるおふたりによる特別対談。笑いのたえない80分となるでしょう。
宜しくお願い申し上げます。

 

問い合わせ先:日本文学科副手室(A450)  内線:318 外線:022-277-6121