いまこそ「よむ本」:FACTFULNESS(ファクトフルネス)

2020.04.24

生活文化デザイン学科 厳 爽 教授 [教員プロフィール]

生活文化デザイン学科の厳爽(やん しゅあん)と申します。

突然ですが、質問です。「いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?[1]20%、[2]50%、[3]80%」、そして「世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?[1]20%、[2]50%、[3]80%」。いずれの正解も、[3]80%です。「あれ?思ったよりも多い!」と感じる人も少なくないと思います。
なぜでしょうか?実はわれわれの思考は「思い込み」や「先入観」に大きく左右されています。正しく世界を認識するために、ここでみなさんにぜひご紹介したい一冊は「ファクトフルネス」(ハンス・ロスリングら著、日経BP社)です。
「賢い人ほど世界の真実を知らない」と本の帯に書いていますが、賢い人とはたくさんの本を読み、知識を蓄えてきた人々です。しかし、その知識は常に更新されなければ、古くなり、「思い込み」になってしまいます。

ぜひ本書を読み、エビデンス(データ)を基に世界を正しく認識する習慣を身につけてください。

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