現代ビジネス学科石原ゼミナールでは、今年度より福島県郡山市の西田町アグリプロジェクトとともに、白小豆の試験栽培事業に取り組んでいます。白小豆は、古くから白あんの原料として用いられてきたものですが、白インゲンが普及するようになってからは国内の生産量は著しく減少しています。
石原ゼミの学生たちは、中山間地における農業振興をはかるために、同プロジェクトの方々に対して希少な白小豆の栽培を提案。研究活動で交流を持つ種苗会社より白小豆の種子を取り寄せ、6月に有休農地となっていた郡山市西田町の圃場に播種しました。
今年は、夏に猛暑が続きましたが、適度に雨が降ったため、白小豆は順調に生育しました。
9割ほどの莢が変色した11月29日(金)、石原ゼミの学生たちは、西田町アグリプロジェクトの方々とともに収穫作業を行いました。当日は、約13アールの圃場で白小豆の茎を抜き取った後、乾燥させるためにビニールハウスに搬送しました。
収穫した白小豆は、12月13日と14日に莢から豆を取り出す作業(脱莢)を行う予定です。
石原ゼミと西田町アグリプロジェクトでは、次年度以降も白小豆の生産を継続し、福島県の和菓子の原料として供給していきたいと考えています。