現代ビジネス学科は、1年次の必修科目「ビジネスレディネス」において、ビジネスの学びを深めるための「学び方」について学習しています。
6月27日(火)に実施した11回目の授業では、「ビジネスコラボレーションの実践事例と協働の心得」というテーマで、2年次より所属するゼミナールで企業や地域と連携して研究する意義について学習しました。
今回の授業では、現代ビジネス学科石原ゼミナールに所属する4年生の千田涼未さんと菅原優花さんに講師を務めていただき、ゼミナールで取り組んだ活動や活動を通して修得したことについてお話しいただきました。
千田さんは、秋田県横手市で取り組んでいる「秋田てんこ小豆伝承プロジェクト」をテーマに、年々入手しづらくなっている伝統的作物を地域の多様な関係者と連携して生産し、伝承していく重要性について説明しました。
菅原さんは、宮城県と福島県の沿岸部で醤油を製造しているメーカーとともに取り組んでいる「港町のしょうゆ屋プロジェクト」をテーマに、地魚にマッチする「地醤油」を開発し、地場産品としての醤油の価値を高めていく事業構想や県の枠組みを超えて同業者どうしが連携して商品開発を進めていく必要性について説明しました。
授業の後半は、本学キャリア支援課長の山田弘子さんにファシリテーターを務めていただき、「現代ビジネス学科の学びを就職活動にどう活かすか?」というテーマでディスカッションを行いました。すでに複数の企業から内々定を得ている2人の4年生は、就職活動でのエピソードを紹介。「ゼミナールで取り組んだ活動が企業の面接で評価された」、「企業との連携事業で修得したことが就職活動で役に立った」といった感想を述べながら、2年生以降に所属するゼミナールにおいて「様々なことに意欲的にチャレンジしてほしい」というメッセージを1年生に伝えていました。