みちのく古寺巡礼『四寺回廊』に関する調査①【ビジネス課題研究(渡部順一ゼミ)】

現代ビジネス学科の渡部順一ゼミでは今年度「みちのく古寺巡礼『四寺回廊』」を取り上げて、ビジネスの視点から調査を行っています。「四寺回廊」とは、9世紀、仏法を求め日本列島、そして中国大陸を旅した一人の僧・円仁にゆかりのある風景豊かな巡礼の地に築かれた松島の瑞巌寺、山寺の立石寺、平泉の中尊寺と毛越寺四寺の四つの聖地を言います。17世紀、俳人芭蕉はこの聖地を巡拝し、日本を代表する紀行文「奥の細道」が生まれました。
2021年12月10日(金)、「四寺回廊」とそれに関連する地域ビジネスの現状について調査するために、現代ビジネス学科の4年生5名とともに、「毛越寺」と「中尊寺(門前含む)」に学外実習を行いました。いずれも境内と門前の敷地がさほど大きくないことから、自由に散策しながらの調査としました。

毛越寺浄土庭園にて

毛越寺浄土庭園にて

参加した学生たちからは「中尊寺や金色堂など過去に行ったことがあるものもあれば、資料館などのはじめて行くところもあり仏像や歴史的価値のあるものを見ることができた」、「当日は平日であったが、観光客の姿も多く見られた。毛越寺と中尊寺は以前一度だけ訪れたことがあったため、懐かしさと建物など歴史的資料を見学し、歴史を感じた」、あるいは、「毛越寺では、浄土庭園や宝物館で毛越寺に関わる書籍や工芸品などを拝見し、毛越寺の由来などを学習した。また、中尊寺では賛衡蔵と金色堂、本堂などへ拝観、参拝し建てられた経緯などを学習することができた」などのコメントがあり、充実した学外実習となったようでした。

中尊寺金色堂にて

中尊寺金色堂にて

また直接調査とは関わりませんが、「コロナ禍であったため、久しぶりに県外へ出かけることが出来た」などコロナの影響に関するコメントもありました。現代ビジネス学科では、今後も新型コロナへの対策を十分に行いながら、実践的な学びを継続していきます。