現代ビジネス学科石原ゼミナールの学生たちが石巻市の連携企業を訪問し、今秋発売する新商品の試作作業を行いました。今年度、石原ゼミでは、石巻市の食品製造会社3社とともに、地域性を生かした商品を開発していますが、今回は石巻まぜそばプロジェクトと石巻どぶ漬け唐揚げプロジェクトの代表メンバーが感染対策を万全に講じつつ、訪問しました。
石巻まぜそばプロジェクトのメンバーは、「石巻茶色い焼きそば」や「石巻・飯野川発サバだしラーメン」の製造を行っている「有限会社島金商店」を訪問。同社代表取締役社長の島英人様と石巻の地域資源を活用した「ませそば」の試作を行いました。具材の「金華さばの肉味噌」は、かつて石原研究室が同市の水産加工会社(山徳平塚水産株式会社)とともに学校給食用の食材として開発した「レトルト中骨」(水産加工後に残る3枚おろし後の中落ち付き中骨を加圧して軟化したもの)を使用することにしました。
石巻どぶ漬け唐揚げプロジェクトのメンバーは、石巻市の老舗味噌醤油蔵「株式会社山形屋商店」を訪問。同社代表取締役社長の山形政大様と調味液の試作を行いました。昭和20年代から30年代にかけて石巻市内陸部(旧桃生郡)の家庭などで作られていた味を再現した「どぶ漬け唐揚げ」は、現在、石巻市中心市街地の「いしのまき元気いちば」で定番商品として販売されていますが、今回はオリジナルの味をご家庭で味わっていただけるように、漬け込みだれの開発を試みています。
このほかにも、新味のどぶ漬け唐揚げの開発も行っており、学生たちは同社の関係者とともに味付けの評価を行いました。
現在開発している商品は、今後も各社と改良作業を重ね、完成度を高めていく予定です。