今年度、現代ビジネス学科の石原ゼミでは、旧八戸藩と周辺地域(青森県三八地域と岩手県北地域)に伝わる堅めに造られた豆腐を「南部の堅豆腐」を命名し、豆腐店・百貨店・食品製造事業者・飲食店とともにブランディングに向けた調査活動を推進してきました。このたび、「南部の堅豆腐」ブランドプロジェクトを正式に着手することになり、11月12日(木)〜14日(土)にかけて青森県八戸市の百貨店「三春屋」で「南部の堅豆腐フェア」を開催しました。
初日の12日は、キックオフイベントが挙行され、石原ゼミのゼミ長と副ゼミ長がプロジェクトに関する事業の説明をしました。その後、プロジェクトに参加する豆腐店が製造した「堅豆腐」に加え、「堅豆腐」を使用した惣菜類や加工品などが店内で販売されました。
フェアの会場には、多くのお客様にご来場いただくことができました。石原ゼミの学生たちは、プロジェクトに参加する豆腐店が製造した手造り豆腐や豆腐の製造過程で生成される豆乳の試食・試飲をお客様に提供しました。堅豆腐は、八戸やその周辺地域の郷土料理を支える重要な食材ですが、近年は豆腐店の減少により、堅豆腐の存在を知らない地元住民の方々が増えています。このような状況により、昔から存在している豆腐を珍しく思われているお客様も多く、店頭に並べた堅豆腐は開店直後から飛ぶように売れ、追加の仕入をおこなっても製造が追いつかないほどの人気でした。
石原ゼミでは、今後も青森県と岩手県の事業者各社と連携し、「南部の堅豆腐」ブランドプロジェクトの活動を推進してまいります。