10月28日(水)、現代ビジネス学科佐藤千洋ゼミ(ビジネス実践研究I・II)の15名が、岩沼市にある株式会社岩沼精工を訪問しました。今回の訪問は、実際の開発・製造の現場を理解するとともに、事前にゼミ生がアイディアを出し合ってまとめたものを、製品提案という形でプレゼンし、提案内容を理解してもらうことを目的としています。
岩沼精工は、電子部品、自動車部品、医療部品など幅広く手掛ける金属精密部品メーカーで、高い技術力と小ロットから大ロットまであらゆる顧客ニーズにこたえる対応力の高さが評価されています。本業の他に、中小企業の町工場の大人たちが真剣に戦うコマの大会「全日本製造業コマ大戦」では常に上位の成績を誇る有名企業なのです。
当日は、3つの班に分かれて機械加工の現場を見学しました。その後に、千葉社長にコマの製造工程をご説明いただき、ゼミ生は自分の選んだ色と形の部品を組み立ててコマ作りを体験しました。
後半は、ゼミ生が考えた製品提案を行いました。具体的には、金属のアクセサリー、金属の重みを利用した倒れにくいブックスタンド、また岩沼精工は樹脂製品も手掛けていることから、ご飯の残量がわかりやすいペット用のフードボウル、コロナ対応としてドアオープナーやスモークアクリルなどです。また、アクセス数向上につながるホームページの改変についても提案しました。
その後の社員を交えたディスカッションでは、提案に対してのコメントやフィードバックをいただき、ゼミ生たちは改めて製品開発の難しさを認識した様子でした。今後は、今回の改善を踏まえたコラボ製品の開発に向けた連携が期待されます。