道の駅グルメを開発しています【ビジネス実践研究(石原ゼミ)】

現代ビジネス学科石原ゼミでは、石巻市の道の駅「上品の郷」(じょうぼんのさと)と連携し、石巻の地域資源を活用した道の駅グルメを開発しています。しかしながら、今年度の前期は通常(対面方式)のゼミ活動ができなかったため、ビデオ会議システムを利用して開発の準備を進めてきました。商品の試作についても、ゼミ生たちがグループで話し合い、それぞれが試行錯誤しながらも自宅で作業を行ってきました。

9月9日(水)、今年度初の学外実習を実施することになり、石原ゼミの3年生と2年生の学生6名が道の駅へ訪問しました。学外実習に際しては、約1ヶ月前から体温を測定するとともに、参加者の人数を限定したり、移動経路を記録したりするなどの感染予防対策を行いました。

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現在開発している道の駅グルメは、鶏肉が貴重だった時代に石巻市内陸部(河北地区や桃生地区など)の家庭や食堂で作られていた味を再現した唐揚げと石巻のブランドサバ「金華さば」を使ったサバサンドです。

唐揚げは、かつて石原ゼミの学生たちが石巻市の住民に対して実施した「唐揚げの調理法に関するアンケート調査」の結果をもとに再現レシピを作成し、現代風にアレンジした「どぶ漬け」(肉を長時間にわたってタレに漬け込んで味を浸透させる)タイプです。一般的な唐揚げよりも甘辛く、12時間以上もタレに漬け込んでいるので冷めても美味しくお召し上がりいただけます。衣には、石巻産の米粉を使用しています。

サバサンドは、石巻市立町の老舗パン店「萬楽堂」さんが焼き上げた特注のソフトバゲットに味付けした「金華さば」と道の駅の直売所で販売されている地元産野菜を挟んだサンドウィッチです。ソースは、ビジネス課題研究ゼミの4年生たちが昨年末に味噌・醤油醸造蔵の山形屋商店さんと開発した「鯖だし」をジュレにしたものです。

今後、ゼミ生たちは、12月の販売開始に向けて試作を繰り返しながら完成度を高めていく予定です。

宮城県は、コロナ禍により観光客が減少していますが、学生たちは地域性を付与した食の開発によって観光誘客に貢献したいと考えています。