「震災復興心理・教育臨床センター」に海外からの取材、訪問がありました

5月17日(土)、本学に設置された「震災復興心理・教育臨床センター」に、韓国のTV局SBSが取材に訪れました。
先月、韓国ではセオル号の沈没事故が起きましたが、それが原因で、多くの人々が急性ストレス反応に苦しんでいます。2011年3月、日本でも東日本大震災が発生し、同じような症状に苦しむ人々がたくさんいましたが、どのような取り組みが行われているかを取材することが、今回の目的でした。
韓国には、本センターと連携しているイスラエルのNGO(IsraAID)のスタッフがすでに派遣されていて、PTSDの予防活動を始めていますが、その成果があることを祈っています。

また、5月19日(月)には、2011年2月にニュージーランドで発生した「カンタベリー地震(クライストチャーチ地震)」の後、被災地支援を行っているニュージーランド赤十字のJolie Wills氏が、本センターを訪問。本センターのスタッフと意見交換会を行いました(写真右がWills氏、左が通訳をされた本学国際文化学科モリス教授)
Wills氏は、専門用語ではなく被災地の人々が日常的に使っている言葉で書かれた「心身症状」を表すカードを紹介。裏には「心身症状」に対する対処法が分かりやすく記述されていて、大変有効に使われているとのことでした。私たちも、東北各地で使用できるこのようなカードを作成したいと考えています。