本学一般教育部の高橋陽一准教授(専門:歴史学・東北学)が編纂に取り組む「岩沼市史・震災編」についての記事が、9月7日(土)付の朝日新聞に掲載されました。
東日本大震災当時岩沼市に勤めていた高橋准教授は、2003年の宮城県北部地震で歴史文書の保存修復にあたった経験から、民家の古文書を搬出・保存する一方、避難所運営にも従事しました。避難所に次々と貼り出されるメモや名簿、お知らせなどが後世大事な資料となると直感し、全避難所が解消された後、各部署に依頼し避難所関連の文書や災害対策本部の記録などのコピーを入手していったとのことです。
岩沼市は2013年、当初想定していなかった市史・震災編の作成を決定しました。発災から復興過程までを記す「歴史」のほか、津波の生態系への影響を調べる「自然」、人々の生活の変容を聞き取る「民俗」の3分野から成り、2021年の刊行を目標としています。
こちらの記事は朝日新聞デジタルにも掲載されています。ぜひご覧ください。
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