11月の「キャリアアップセミナー」[キャリア支援課]

第5回キャリアアップセミナー

講師:八島徳子公認会計士・税理士事務所所長 八島徳子氏

八島さんは、本学短期大学家政科を卒業後、宮城県庁に入庁され、県職員として勤めながら公認会計士の資格を取得されました。現在はご自身で開業され、多くの地元企業を中心に会計のアドバイスや税務相談を行っています。公認会計士は女性の割合がまだまだ少ないながらも、女性に大変向いている職業なので、ぜひ目指してほしいというお話しをしてくださいました。

【学生の声】
「公認会計士という言葉を初めて知りました。公認会計士は資格を持って働くので男性と対等で、性別や年齢に関係なく仕事ができるという言葉が印象に残りました。公認会計士は正義感を持った人や数字が好きな人、忍耐強い人が向いているとおっしゃっていましたが、正義感や忍耐強いことは生きていく上でも大切なことだと思いました。」(日本文学科1年)

第6回キャリアアップセミナー

講師:太白消防署予防課予防係係長 及川由佳里氏

及川さんは、本学短期大学家政科を卒業後、東北初の女性消防官として仙台市消防局に採用され、消防隊員、救急隊員、119番オペレーターと、災害対応の現場での勤務を経験されてきました。その後、地域の方々に防災・減災を呼びかける仙台市危機管理室減災推進課に配属となり、仙台市防災・減災アドバイザーとして広く市民に対策の大切さを伝えてきました。「やってみなきゃわからない」というチャレンジすることの大切さ、またチームで働く上で大切なことを伝えていただきました。

【学生の声】
「一人で何でもできるようにならなければいけないと思っていましたが、一人一人の長所を活かせば良いと知ることができました。女性が女性の少ないところで働くのは気力がいることだと思いますが、私も見習ってどこにいても自分の長所を出せるようにしたいです。」(日本文学科2年)

第7回キャリアアップセミナー

講師:仙台銀行 桜ヶ丘支店支店長 手島朱里氏

手島さんは、仙台銀行入行後、二つの支店で預金・融資業務を経験された後、本店営業部に配属になり、住宅ローン保証会社へ初の女性社員として出向後、初の女性融資渉外担当となりました。その後、法人新規開拓部署である地元企業応援部配属を経て、若手育成のため人事課で研修担当も経験された後、昨年度より支店長としてご活躍されています。

【学生の声】
「手島さんの3箇条に『まずやってみる!』、『後悔は無し!』、『為せば成る!』を挙げられていたが、どれも私の3箇条でもあると思いました。特に行動するということは、難しいもので勇気がいります。しかし、その1回の勇気が今後の行く末を変えるきっかけにもなると思いました。」(人間文化学科3年)

第8回キャリアアップセミナー

講師:トータスファーム 相原美穂氏

相原さんのご実家は仙台市内で10代続く農家で、宮城学院中学校・高等学校を卒業後、北海道の大学に進学し、農業を学びました。大学卒業後は、青果物の流通に興味を持ち、仙台中央卸売市場でセリ人として働きました。震災後、農業経営を学び直し、実家は継がずに、震災後耕作放棄地になっていた農地を借り、露地栽培を行うかたわら、食と農をテーマにしたワークショップや日本酒イベント、同世代の農業者とともに産学官連携の農業経営者向けセミナーの企画・運営も行っています。

【学生の声】
「ある1つの目標やゴールに向かって真正面から直接関係するような視点からだけでどうするかを考えるのではなく、いろんな視点から考え、いろんな方法を試すことで成功した状況に自らを導いていて非常に勉強になりました。壁にぶつかってしまったら色んな角度から物事を考えてみなきゃなと思いました。またどんな状況でもやってみなければ結果はわからない。可能性をつぶしてはならないとお話を聞く中で感じました。最後のみんなの良いところを見つけ協力し一丸となって何か成し遂げるというお話を聞いたとき女性消防士の方のお話を思い出しました。やはり誰かの欠点を指摘し責めるのではなくその部分を誰かが埋めるなど全員で1つになるということの重要さを再確認しました。」(英文学科2年)