今年度最後のキャリアアップセミナーでした。
第12回の講師は、日本航空株式会社 客室業務部キャリアサポートマネジャー 齋藤 亜紀子さんです。
齋藤さんは、青山学院大学卒業後、日本航空株式会社に入社し客室乗務員として国際、国内を乗務されました。その後機内サービス部にて国内線ファーストクラス導入に携わり、2008年より先任客室乗務員(チーフパーサー)として乗務。2009年に出産のため休職し2012年4月より復職、家事育児とフライトとの両立を開始されました。2018年に管理職に昇格し、2019年4月より客室業務部キャリアサポートグループにて、産育休からの復職支援制度拡充の企画運営を行っていらっしゃいます。
齋藤さんからは、客室乗務員の具体的な仕事内容のお話をしていただきながら、客室乗務員の仕事以外にも通じる「キャリア」への考え方、人と接していくうえで必要な姿勢をお話いただきました。学生の多くは、客室乗務員の仕事について健康や幅広く豊富な知識、臨機応変な対応等求められることが多いことに凄さを感じたようです。また、社員が持つべき意識・価値観として、普通のこと、あたりまえのことを徹底して、社内で助け合っていくことが素敵な職場を作っていくのだということもお話いただきました。齋藤さんから「笑顔、アイコンタクト、ありがとう」のキーワードをいただき、学生にとって今後の自分自身の人生を考える上で活かしていける講演でした。
学生からは、
「私は今回、海外に興味があって話を聞かせていただきました。しかし、客室乗務員は体力と健康が大切なとても大変な仕事だということがわかりました。語学、地理など様々な分野を知っておもてなしの心を持った日本航空の人達はすごいと思いました。私は今将来やりたい事が見つかっていませんが、様々なことに対応できる、おもてなしの心を持った人になれるような人間になりたいと思いました。」
「客室乗務員は礼儀作法が丁寧できれいな人が多いイメージがありました。しかし、齋藤さんのお話を聞いて、客室乗務員は自らの向上心や並々ならぬ努力があってこそ成り立つものだと学びました。私も社会人になったら仕事に対する熱意や努力を忘れず、仕事に取り組んでいきたいと思います。」
「産休・育休を取っている社員さんが思った以上に多くて驚きました。一見華やかに見える仕事でも1人前になるのに6年もかかるくらい大変な努力が必要なんだと感じました。「笑顔」「アイコンタクト」「ありがとう」はどんな仕事にも通じるものだと思いました。周りをしっかり見て、誰に対しても気を利かせられるような人になりたいと思いました。私は接客など人と直接関わる仕事がしたいと思っていましたが、今回の話で航空関係も興味が出てきました。今後自分とじっくり向き合って自分に合う仕事を探していきたいと思います。」
という感想がありました。
本講座は、前期5回と後期7回、月曜16:20~17:50または土曜13:00~14:30に公開講座として開講していますので、興味を持たれた方はどなたでもお気軽にご参加ください。
問合せ先:キャリア支援課 直通:022-279-4957