「多様性を尊重するキャンパスを目指して —性の多様性と人権を考える—」を開催しました

去る6月30日(月)の5校時に、「性の多様性と人権」委員会企画の学生向け講演会を、大学講堂にて開催しました。


0630chirashi

今年度は、「多様性を尊重するキャンパスを目指して ―性の多様性と人権を考える―」をテーマに、講師には、内田有美氏をお招きして伺いました。

内田氏は、本学大学院修了生で、学生達の先輩にあたります。現在は、性と人権ネットワークESTO理事/からり代表としてご活躍で、本学の「性とアイデンティティ相談」(注)の相談員も担当してくださっています。

講演では、多様な性のあり方についての基礎知識だけでなく、性的マイノリティの方々のなかなか表には出てこない本音や日々のご苦労についてなど多くのお話を伺いました。日常生活以外にも、災害時など非日常の場合にはますます困難な状況に直面されるということ、「多様性を尊重する」ためにはまずは「知らないことを知る努力」が大切であることなど多くの学びを得る機会となりました。

質疑応答の時間には、同性婚などについての質問が寄せられ、丁寧にご回答いただきました。
最後に、委員会を代表して戸野塚座長が、本学の「共生のための多様性宣言」を読み上げて、締めくくられました。

2枚連結

なお、事後アンケートで学生から寄せられた質問については、一つ一つに対して、内田氏より丁寧なご回答をいただきました。必修科目「女性と人権」の一環で参加した全1年生には、すでにUNIPAで配信しています。このような対話を通して、今後も学生の皆さんと学びを深めていきたいと思います。

「性の多様性と人権」委員会

(注)2025年度の「性とアイデンティティ相談」の相談日および予約方法はこちらからご覧ください。