学芸員課程 目の前で見る伝統の技(博物館実習)

昨年の暮れ、今年度の学芸員課程最後の特別授業「日本画の修復と取り扱い」が行われました。講師は「般若堂」の小林嵩さん。表具師として50年以上の経験を持ち、数多くの貴重な文化財の修復に取り組み、平成16年には厚生労働大臣から「現代の名工」として表彰された方です。

 

授業では、日本画の伝統的な展示方法である掛け幅(掛け軸)の基礎知識を説明したあと、ご自身で紙の裏打ち作業を実演して下さいました。小林さんの見事な手さばきを実習生たちは息を呑んで見守り、感嘆の声を上げていました。

 

もちろん、これらは簡単に修得できる技ではありませんが、学芸員としては作業の内容と過程をしっかり理解しておくことが大切です。こうした伝統の技が文化財を守ってきたこと、またこれからも守っていくであろうことを実感した2時間でした。

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