10月28日(日)に三条中学校で行われた東北国際交流祭りに、さなぎプロジェクトの「Internatioなる!?」から12人のメンバーがボランティアとして参加しました。
今年で27年目を迎えた東北国際交流祭りは、東北地方で最も大きな国際文化交流イベントです。毎年約3000人の来場者が参加します。東北大学留学生協会(TUFSA)を中心に、「@homeサークル」のメンバーと国際交流に関する地域団体でイベントを運営します。25年以上も続く国際交流祭りには世界各国の人々が参加します。そこで、たくさんの文化に触れ、彼らの持つ価値観や多様性を共有することを目的に、毎年開かれています。
各国のフードブースのスタッフ、ステージスタッフや交流コーナースタッフ(民族衣装の試着・ボディペイント)など、それぞれが一スタッフとして積極的に留学生とコミュニケーションを図り、協力して取り組むことができました。料理の説明・通訳を行うなど、普段学んでいることを活かした活動となりました。
また、留学生と会話をする中で、互いの文化や価値観・物の考え方を共有することができ、自分たちの知らなかった世界に触れることができました。
ドリンク販売を担当したメンバーは、インドからきた留学生との会話の中で、互いの宗教観について意見を交わすことがあり、その中で信仰の目的や信仰の姿勢が大きく異なることを実感しました。「自分が信仰している宗教の(宗派)祭事・祝日のみを祝う外国人や留学生がいる一方で、大半の国民が仏教を信仰している日本人はどうしてクリスマスやバレンタインを祝うのか。」という留学生からの質問に対し、戸惑いもありました。しかし、今回の交流で海外各国の宗教観を考えるとともに、自国の宗教観も考えさせられる良い機会になりました。
また、アフリカ料理ブースを担当したメンバーは、ジュラフ・ライス(ガーナのチャーハン)を作る際に、ゆで卵を油で揚げる調理法に驚きました。ガーナでは、ジュラフ・ライスをはじめ伝統家庭料理の味や調理法を幼少期から覚えさせられるということを知り、食文化の継承の重要性に気が付かせられました。
午後からあいにくの雨となりましたが、イベント開始とともに沢山の方が足を運んでくださり、各飲食ブース、交流コーナー、ステージ公演をはじめ、大いに盛り上がったイベントとなりました。参加したメンバーも多くの留学生と交流ができ、充実した活動となりました。
英文学科4年 平間純子