生活科学部 食品栄養学科 3年 鈴木 里音
楽食プロジェクトは学生食堂が全面リニューアルした2007年から活動しており、今年で14年目を迎えました。食品栄養学科の学生が中心となり、食のプロとして社会に出る前に日々の学びを応用し実践できる最高の場でありながら、現役の学生が主体となって運営することで、学生ならではの視点で利用者に寄り添ったメニュー・環境を作り上げることを目的として発足したプロジェクトです。
私たちは1カ月のうちの3日~4日を「期間限定メニュー」として学食で提供するメニューの考案を行っています。まずテーマを決め、テーマに沿ったメニュー案をそれぞれで持ち寄り、その中から候補を選考したあとに試作を行います。味の感想を出し合い、改良し、ようやく実際に私たちの考えたメニューが提供されます。
この活動を通して、学食を利用する学生にはどのようなメニューが人気なのだろうかと考えることで、対象者のニーズを読み取る力を付けることができました。また、告知ポスターなども自分たちで作成するため、大学の講義で学んだことを活かした活動をすることができました。
これは先日行われたクリスマスフェアの試作会の様子です。
試作会では彩り・食材の量・味など様々な観点から意見を出し合います。自分が考えたメニューを学食を利用する方々が美味しそうに食べている姿を見て、嬉しさや活動に対する充実感を感じることができました。他の大学ではできない実践的な活動をすることができ、自分自身の日々の学びへと繋がっています。