生活科学部 食品栄養学科 熊谷 萌
私たちは「食を通じて人々を笑顔に!」をモットーに、食品栄養学科の学生で活動をしている自主活動団体です。通称「FAS(ふぁす)」と呼ばれています。授業で得た知識と東日本大震災の教訓を活かし、避難所や家庭にある食材で作ることができ、かつ衛生面・栄養面にも配慮した災害食レシピを考案しています。
◆北仙台小学校 「かけすFes!」
北仙台小学校でおこなわれた「かけすFes」では、クッキングチームの児童が開くブースをサポートし、調理体験コーナーと試食を配布しました。備蓄、ローリングストックについてのリーフレットを配布し、親子で災害食について知っていただくきっかけづくりとなるよう説明を行いながら取り組みました。また、企画の様子を取材していただき、仙台市社協発行の「ぼらせん Vol.11」に掲載されております。
◆南小泉南赤十字奉仕団防災講座
災害食レシピ動画の放映・説明、健康・防災クイズ行いました。対象者が高齢の方だったため冒頭はフレイル簡易チェックを行いました。防災だけでなく、フレイルも話題に取り上げ、たんぱく質を豊富に摂取できるレシピを考案しました。参加者の方々が意欲的に参加してくださり、レシピも「すぐ家で作ってみるよ」、「災害時だけでなく調理したい」というお言葉をいただくことができました。また、震災当時のお話も聞くことができたため、今後の活動に活かしていきたいです。
◆食生活改善推進員協議会気仙沼ブロック研修会
食改さんとFASのメンバーで、災害食を調理・試食した後、FASの活動紹介と東日本大震災当時の食事についての意見交流会を行いました。FASが講師となり調理手順の説明と補助を行いながら災害食の調理をしていきました。実際に東日本大震災では、提供する側であった皆さんの震災時の食事の思い出を聞き取る中で、これからFASの活動として出来ることは何か、どのような工夫が必要なのかを改めて考える交流会となりました。
今後は、対面での料理教室を感染症対策行いながら少しずつ復活させると共に、SNSや動画サイトの活用を行いながらFASの活動を全国に広めていきたいと思います。
InstagramやYoutubeもよろしければぜひチェックしてみてください。
Instagram:@mgu_fas Youtube:Food and Smile!