小学生のための Summer College 2014 活動報告(2)

児童教育学科 3年 加藤はるか

 サマーカレッジの活動は今年で4年目となり、去年に引き続き学生が主体となって計画し、実行しました。前学期末の忙しい時期と重なっているため、大変なこともありましたが、小学生に2日間を楽しんでもらうために遊歩道、表現講座、講座、遊び、食事、記録のそれぞれの係が時間をかけて準備しました。

私は今回が2回目の参加となりました。昨年は講座係として参加しましたが、今年は表現講座係として参加しました。わからないことが多く不安だらけでしたが、同じ表現講座係のメンバーと助け合い、協力しながら準備を進めてきました。

今回の表現講座には東北文教大学の河合規仁先生をお招きしました。内容は、葉っぱや木の実を拾いながら遊歩道を散策し、森で感じた様々なイメージを拾ってきたものや絵の具などを使ってうちわに表すというものです。事前の準備では、使用する道具をそろえ、そして試作を繰り返しました。試作をすることで、どういった点に気を付けて子どもに声がけするべきか、作業しやすい環境作りに必要なものは何かなど様々な観点から考えることができました。また、当日は係の学生だけでなく、他の係の学生にも表現講座を手伝ってもらうため、作業の流れやポイントをまとめ、全員で共有できるように工夫しました。活動の際に子どもとどのように関わってほしいか、どのような声がけをしてほしいかなど、河合先生の活動の意図に沿って、想像しながら考えることはとても大変でしたが、良い活動となるようみんなで頑張りました。

 

その甲斐もあり、当日子どもたちは熱心にそして楽しそうにうちわ作りを行っていて、その様子を見て本当に嬉しい気持ちになりました。自分の感じたことをオリジナルな方法で表現している姿がとても印象的で、個性のある素晴らしい作品が出来上がりました。そして最後に、河合先生が子ども一人一人に対し、その作品にコメントしてくださいました。先生が子どもに対して真剣に向き合っている姿勢は、将来教育関係の仕事に就きたいと考えている私にとって、とても勉強になりました。

 

サマーカレッジは子どもたちが学ぶ場ですが、大学生の私たちも子どもたちとの活動から多くの事を学ぶことができます。今回のサマーカレッジでは、元気あふれる子どもの姿、子どもの発想や表現の豊かさを感じ取ることができました。充実した2日間を送ることができ、とても良い思い出となりました。