
7月18日(土) 、仙台市市民活動サポートセンターにて公開講座「怪異と幻想の日本文学vol.5 井上ひさし『父と暮せば』を読む」を開催しました。
「怪異と幻想の日本文学」は2016年に宮城学院創立130周年および日本文学会設立70周年を記念し、特別公開シンポジウムとして開催されました。その後シリーズ化され2019年まで続きましたが、コロナウィルス蔓延による休止状態となり、この度2026年に復活いたしました。
久しぶりとなりました「怪異と幻想の日本文学」には多くのお客様に足をお運びいただきました。改めまして御礼申し上げます。
当日は井上ひさしの『父と暮せば』を取り上げました。「怪異と幻想の日本文学」シリーズになりますので、この戯曲には幽霊が出てきます。ご覧になった方あるいはお読みになった方はご存じだと思いますが、怖い幽霊ではありませんよね。とても愛情あふれる、面倒見の良い、優しい「味方」の幽霊です。
講座を担当した日本文学科の深澤昌夫先生が用意された資料を目で追いながら、『父と暮せば』に込められた問題意識とテーマについて受講生全員で考えました。
コミカルな場面も多く、父と娘のテンポの良い掛け合いが面白いなと感じる一方で、大変重いテーマも抱えているのが『父と暮せば』です。明るくポジティブでお節介焼きの父の姿に涙を禁じ得なかったのは、娘である美津江、そして今回この講座に参加した方々だったのではないでしょうか。
学都仙台コンソーシアム・サテライトキャンパス公開講座2026の一環として開催した日本文学科の公開講座。また来年もお会いできればと思います。
