【日本語教員養成課程】 海外で活躍する卒業生(韓国編)

● 海外で活躍する卒業生 ―韓国編― (T・Tさん<2009年度卒>)

korea1 大学・大学院と宮城学院で過ごし、大学院修了と同時に韓国へ渡りました。現在韓国の忠清南道にある建陽大学校で日本語講師をしています。担当している科目は主に会話ですが、視聴覚や観光の授業も受け持っています。

 1年生の会話の授業は、大学に入って初めて日本語を学ぶという学生が多く、ひらがな・カタカナの練習から始まりました。私は韓国語があまりできないので、授業は日本語で日本語を教える「直説法」を意識して行っていますが、教科書は韓国語で書かれているものを使っており、学生の理解も韓国語を使った方が早いため、「もっと韓国語で説明してあげることができたら」と思うこともあります。初級クラスは準備など大変なことも多いですが、入学時に日本語がほとんど話せなかった学生たちと徐々に会話ができるようになっていくのは本当に嬉しく、日本語教師としてのやりがいを感じます。

 また、観光の授業に関しては私自身わからないことが多く自分も勉強しながら、というような感じですが、新たな知識が増えることを楽しみながら授業を行っています。学生は素直で真面目な子ばかりで、授業以外でも親しく接してくれます。一緒にご飯を食べに行くこともあり、おかげで忙しいながらも楽しく充実した毎日を過ごすことができています。