MTTミヤガク東北トラベル2026年初夏の現地調査を行いました

日本文学科で開講している「東北の文学・文化・ことば」は、架空の旅行会社「幽玄会社MTTミヤガク東北トラベル」として、受講生が東北各地を紹介するパンフレットを作成する授業です。「文学・文化・ことば」の視点からテーマと取材地を決め、日本文学科ならではの観光案内パンフレットを編集します。

今年度上半期は、秋田県湯沢市の小野小町伝説をたどります。昨年度下半期から準備をはじめ、小町伝説について各自が調査し、報告と話し合いを重ねて研修旅行の取材先を決めていきました。湯沢市小野地域の小町ゆかりの名所旧跡を中心とするルートを組み、教員を含む13名の社員で秋田県を訪ねました。

同じ東北でも、秋田まではなかなかの距離です。貸切バスで8時に仙台駅を出発し、湯沢市に入るころにはお昼が近くなっていました。湯沢市稲庭町はかの有名な「稲庭うどん」発祥の地。万延元年(1860年)創業の名店・佐藤養助総本店で舌鼓をうってから、いよいよ調査開始です。

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平安時代の女性歌人小野小町は謎につつまれた人物ですが、その生没の地と伝承されるのが湯沢市小野地域です。調査では、小町ゆかりの木像を安置する向野寺から取材をはじめ、小町が産湯を使ったという桐木田の井戸、小町を奉じる小町堂などをめぐりました。

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道を歩いていると各所の看板や建物の内装・外装に市女笠を被った小町の姿が見られ、地域の伝承として大事にされていることがわかります。小町が生きた時代ははるか遠い昔ですが、わたしたちと同じ東北の地に生まれたのかもしれないと思い、実際にその地を訪ねてみると、少し身近な存在に感じられる気がします。

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【道の駅おがちのタイル壁 6月に開催される「小町まつり」の風景】

出発時は曇っていた空も午後は晴れ、田んぼの水鏡もあざやか。湯沢市のゆたかな自然を感じられる絶好の調査日和となりました。
大学に帰り、社員はいよいよ本格的にパンフレット作成に取り組みます。どんな旅行案内ができあがるか、完成が楽しみです。