日本文学科では毎年夏の間に、「身体表現研究」という連続講義が開講されております。講師としてSCSミュージカル研究所の主宰兼芸術監督を務められる梶賀千鶴子先生がお越しくださり、学生たちにミュージカルの素晴らしさを伝授してくださいます。今年度は8月20日~27日の間開講され、作品は宮沢賢治の『よだかの星』を扱いました。
梶賀先生は劇団四季で作家、演出家として活躍され、退団後も多くの商業演劇やミュージカルに作品を提供し続けてらっしゃる方です。そしてなんと日本文学科の卒業生なのです。
先輩に教わるミュージカル。ミュージカルに挑戦することは、受講生のほとんどにとって初めての経験です。しかし、梶賀先生の愛情あふれるご指導によって、学生たちはみるみる上達していきます。
そして、講義最終日には発表会が行われました。台詞を覚え、歌を覚え、振り付けも覚えた学生たちは、文字通り生き生きしておりました。最後まで演じ終えた学生たちは、それぞれ何を思ったことでしょう。
ミュージカルとの出会い。そして新しい仲間たちとの出会い。後期の授業を前に、良い経験となったのではないでしょうか。