2022年11月15日、オンライン併用で日本語教育実習報告会を行いました。報告者は、日本語教育ゼミの4年生、14名です。
2020年度、2021年度は全面オンラインでの日本語教育実習でしたが、今年度は久しぶりの対面での日本語教育実習となりました。9月に仙台市内の日本語学校で4つのチームに分かれて10日間の日本語教育実習を行いました。
日本語教育実習においては、オンライン授業でも活用できるパワーポイントを使った授業のほか、対面の利点を生かし、紙素材の文字カードや絵カードを使った授業も行っていました。オンライン、対面それぞれのメリットを知っている学生たちだからこその授業を試みることができたのではないかと思います。
報告会には、来年度日本語教育実習を行う予定の3年生を中心に後輩たちが集まり、熱心にメモをとりながら先輩の報告に耳を傾けていました。報告の内容は、授業見学、教壇実習、使用した教材、実習を通しての気づきや学びについてでした。
参加した学生の感想を一部紹介します。
・実習に対して不安が大きかったのですが、「楽しかった」「不安にならなくても大丈夫」という声が聞けてよかったです。また実習生同士で協力することが大切であるということが何度も強調されており、私が実習する時もそうしたいと思いました。
・どの班の反省からも「学習者とのコミュニケーション」という言葉が出たことから、教壇に立つ上で、学習者とどれだけコミュニケーションが取れるかが学習者の心を掴む手段の一つとしてあるということが分かりました。 漢字の学習では、既習事項を活用するということ以外に、ICTならではの動く資料を活用した授業も効果的であるということが分かりました。また、スライドの文字の配列や情報量を考えた資料を作成したというお話からは、学習者に寄り添った授業づくりについて学ぶことができました。