【日本語教員養成課程】日本文学科4年生が日本語教育能力検定試験に合格しました-合格体験記-

2021年10月24日に実施された令和3年度日本語教育能力検定試験(全国合格率29%)に、日本文学科4年生の熊谷未来さんが合格しました。日本語教育能力検定試験は外国人などに日本語を教えるために必要な基礎的知識や能力を問う試験で、難関試験の一つとされています。試験は試験Ⅰ(90分)、試験Ⅱ(30分)、試験Ⅲ(120分)の三部構成で、日本語教育の実践につながる基礎的な知識から熟練した日本語教員の有する現場対応能力を測定する問題まで幅広く出題されます。

合格した熊谷さんは3年生のときに初めて受験し、二度目の受験で見事合格を果たしました。4年生のときには有志の検定対策勉強会(講師は、日本語教育能力検定試験合格者の本学大学院生2年、志賀村佐保さん)にも参加して、努力を積み重ねてきた成果です。

熊谷さんからのメッセージです。

令和3年度日本語教育能力検定試験に合格しました。3年の頃から勉強し初めて受験した時は、納得ができないまま無理やり詰め込んだ知識も多く、結果に繋がりませんでした。しかし今回は講座に参加する機会をいただき、作文の添削もしていただけたことで今までの知識が自分で理解できるものに変わっていって、4年では過去問を解くのが楽しくなりました。参考書を使って独学で身につけた知識は表面的な理解であっても土台としてあったことで、先生方から教えていただくことへの理解がしやすかったということはあります。ですが、それ以上に試験の中で現場での対応を問われる実践の内容を問う部分では、経験者の知識が必要な部分も多く自分1人の力では対処しきれなかったと思います。「大学生のうちに合格するぞ」と決心して努力してきたので、実現できたことが本当に嬉しかったです。卒業後はすでに内定をいただいている企業で働いてみたいと思っています。コロナが収まって何か新しいことにチャレンジしたくなった時、先輩方のように日本語教員の道も考えられたらいいなと思います。大学で日本語教育に出会って、たくさんのことを学べて心からよかったと思います。今回合格することができましたが、検定試験に合格したからといって知識が十分というわけではなく、実践の場での経験であってこそ必要な力や知識は養われるものだと思います。ですので、今後もし日本語教育に関わりたくなった時は経験を積んで一からしっかり学びたいと思います。

 

熊谷さん、本当におめでとうございます!このたび、大変詳しい合格体験記を書いてくれました。ダウンロードしてぜひお読みください。

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