【日本語教員養成課程】特別オンラインセミナー「CEFRと日本語教育~幸せになるためのことばの教育を目指して」を開催しました

12.5seminar

12月5日(土)、日本文学科の日本語教員養成課程では特別オンラインセミナーを開催しました。

テーマは「CEFRと日本語教育~幸せになるためのことばの教育を目指して」です。講師は、NPO法人YYJ(ゆるくてやさしい日本語のなかまたち)副理事の奥村三菜子先生です。奥村先生は『日本語教師のためのCEFR』(くろしお出版)の著者のお一人で、CEFRの理念に基づいた日本語教育実践の第一人者でいらっしゃいます。

欧州評議会によって作成され、2001年に公開されたCEFRは新たな言語学習、教育の参照枠組みとして世界中の外国語教育に多大なインパクトを与えており、日本語教育の分野も様々な影響を受けています。しかしその本質、実践の具体的な在り方の理解に関しては教育関係者も含めて十分にされているとは言い難い現状があります。

今回のセミナーはそのような問題意識に立ち企画され、CEFRが目指す言葉の学習、教育の理念について考えるワークショップ形式で行われました。

自宅からの参加組、教室からの参加組あわせて59名のにぎやかなセミナーとなりました。今回は、日本語教育の現場に立つ卒業生も参加し、遠くはマレーシアからも参加者がありました。

現役教師や日本語教育実習を終えた4年生には自らの実践を振り返る時間になり、3年生、2年生にとっては今後の日本語教育実習(模擬授業を含め)に臨むうえで意識を高める時間になったと思います。グループワークを通して学生たちが能動的に考える時間も多く、より学びが深まったと思います。

とても楽しくあっという間の2時間でした。

奥村先生、貴重なセミナーをどうもありがとうございました。