浦戸石浜方言アクセント調査を行いました

浦戸調査実習HP用-1

10月31日(木)、「日本語学演習ⅡA」(志村担当)の「宮城アクセント調査」グループ9名が、塩釜市にある、浦戸諸島のなかの桂島で方言アクセントの調査を行いました。

向かったのは島内の浦戸石浜地区。いったん塩釜港桟橋から定期船で野々島に向かい、調査準備でお世話になった機関に挨拶をしたのち、今度は野々島から石浜までは無料の渡船に乗り換えます。

会場は海沿いにある公民館。地区の皆さんにお集まりいただき、なごやかな雰囲気のなか、この日のために勉強を重ねた学生たちは、調査票を使いながらアクセントの聞き取り・収録を行いました。

この地域はアクセントの高低に「ゆれ」を持つ「曖昧アクセント地域」とされており、アクセントの現状を知るための貴重なデータが得られました。

聞き取りのあとには、浦戸産のおいしい牡蠣などもごちそうになり、お一人お一人のあたたかさに触れた日でもありました。

帰りの石浜港桟橋では皆さんからのお見送りまで受けて、塩釜港に戻りました。

調査にご協力をいただいた方の「ご声援」を大切に心にとめながら、学生たちは張り切って授業で分析を始めています。