前々回(雑誌編集者によるワークショップ)、前回(日本文学基礎演習研修旅行のご報告)と続けてご報告してきました日本文学基礎演習における誌面作り。日本文学科の１年生が数名のグループに分かれ、６月６日・７日に研修旅行で訪れた盛岡・角館で収集した情報や材料をもとに、約２週間かけて魅力ある誌面作りを行ってきました。そして本日６月２６日、それぞれのこだわりが詰まった誌面が発表の時を迎えました。
一斉に貼り出された誌面２０作品を、投票用紙を手に学生たちが見て回ります。そう、この成果発表はただ完成した誌面を披露するだけでなく、最優秀賞と優秀賞を投票によって決めるのです。最優秀賞と優秀賞を選ぶとあって、学生たちが真剣に吟味している様子がこの写真からもおわかりだと思います。
やはり凝っている誌面には目が奪われます。投票を一旦忘れ、じっくり誌面を眺めている学生の姿もちらほら見かけました。写真を効果的にトリミングし、誌面に用いているグループが多かったようです。また、手書きの可愛らしいイラストを誌面のあちこちに描いたグループ、文字の大きさや色を工夫し、強調したい部分をアピールするグループ、開いた本のようなレイアウトで作成したグループ、ひたすら文字のみで誌面を作り上げたグループ、逆に写真のみをちりばめたグループ、まさに十人十色の出来となりました。
投票の結果、見事最優秀賞と優秀賞を射止めたグループのために表彰式が行われました。最優秀賞に選ばれた学生たちに、拍手の嵐が降り注ぎました。
この最優秀賞と優秀賞に輝いた誌面は、日本文学科に掲示してあります。この目で見たいという方はぜひ足をお運びください。夏のオープンキャンパスでは、日本文学科のブースに展示する予定です。高校生のみなさんもぜひ日本文学科にお立ち寄りください。
３回にわけてご報告してきました誌面作り。昨年度同様、今年度も楽しいひとときとなりました。
