雑誌編集者によるワークショップを開催しました

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6月5日(水)、日本文学科では『Kappo 仙台闊歩』や『せんだいタウン情報 S-style』の副編集長である梅津文代氏をお招きし、雑誌編集者によるワークショップを開催しました。

このワークショップは1年生対象の「日本文学基礎演習」内で行われ、学生たちは魅力ある誌面作りについて学びました。

誌面を作成するにあたり梅津先生からは、(1)テーマ(何を伝えるか?)、(2)ターゲット(誰に伝えるか?)を良く考えた上で、(3)紹介の仕方(わかりやすくするには?)を決め、そして(4)ラフ(=設計図)を作るという方法を教わりました。

記事を書くために取材を行う際の苦労も伺いました。完成した雑誌の記事を読むだけの我々一般読者には到底知りえない、雑誌編集者たちの頭脳だけでなく肉体をも酷使した仕事ぶりに大変驚かされました。

現場を知る梅津先生のお話はまさに臨場感あふれるものでした。

先生の非常に丁寧かつわかりやすいお話を伺った後、実際に学生たちがラフを起こしてみました。

左図は梅津先生が起こされたラフです。

ラフ、それは材料(=情報)を整理した設計図のことをいうそうです。写真と文章を効果的に用い、アイコンやアイキャッチを読者の目を引くポイントとして配置し、その上でワークショップ冒頭にご説明いただいた(1)テーマと(2)ターゲットに応じた(3)紹介の仕方をわかりやすく、伝わりやすいように配置します。

学生たちはグループごとにわかれ、和気藹々とラフの作成を楽しみました。

このワークショップで学んだ成果は、6月6日~7日に実施された日本文学基礎演習研修旅行にて発揮されたようです。今年度は盛岡・角館方面に一泊二日で1年生全員で出かけてきました。グループにわかれた学生たちは、それぞれ興味のあるテーマを見つけ、実際に現地の人々に取材をし、写真を撮影したり、パンフレットやチラシを集めたりと、材料を揃えてきました。

これから2週にわたって、集めた材料を基に誌面作りに取り掛かる予定です。

さて、梅津先生から教わったことを、学生たちはどのように活かし、魅力ある誌面を作成するでしょうか。乞うご期待です。(続く)