教員採用試験合格者体験発表会のご報告

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11月29日(土)、教職センター主催による「教員採用試験合格者体験発表会」にて、今年度現役合格を成し遂げた日本文学科の4年生が報告を行いました。来年度受験を考えている3年生だけでなく、1年生や2年生も参加するという熱心な発表会となりました。参加者たちは熱い眼差しを先輩たちに送りつつ、報告に耳を傾け、ペンを走らせました。

教職センター主任 柏葉先生による司会進行のもと、4年生からはなぜ教員を志したのか、そのキッカケは何だったのかという話や、一次試験対策に向けてどういった勉強を行ったか詳しく報告がありました。実際に使用した問題集を見せてくれたり、とことん書き込んだ合格者のノートを見せてくれたりと、後輩たちにはかなりの刺激になりました。二次試験の模擬授業や面接の話には、まるで自分が同じ場所にいるかのような、そういった緊張感も感じました。私は努力しました!と胸を張る4年生たちの姿は輝いていたと思います。努力は決して無駄になりません。合格した4年生たちのきらきらと輝く、自信に満ち溢れた表情がすべてを物語っていました。

また、印象的だったのは、とにかく合格した4年生たちが仲良しだったこと。本人たちの報告にもありましたが、チームワークがいかにプラスに働くかということがわかりました。一人では乗り越えられなかった、励まし合いながら皆で頑張った、と4年生たちは話していました。将来の教師仲間と協力し団結して勝ち取ったという話に、不安を覚えていた後輩たちは救われる思いになったのではないでしょうか。ひとりではありません。教職センターによる手厚いバックアップ、学科による古文・漢文の特別補習。そして教師を共に目指すかけがえのない仲間たちがいます。後輩の皆さんも、先輩たちのあとに続きましょう!皆さんにはその力があります。

現3年生たちもまた、先輩たちのように現役合格を目指し頑張っています。この左の写真は、「国語科教育法」(五十嵐伸治先生ご担当)という授業において模擬授業の練習をしている様子です。同級生たちを生徒に見立てて、実際に学生が授業を行います。来年度行う教育実習に向けての練習です。

さらに、金曜日の午後には、前述の「国語科教育法」を担当してくださっている五十嵐先生による特別補習が行われています。五十嵐先生にご指導いただき、古文と漢文を徹底的に学びなおしています。教員採用試験一次突破には、とにかく専門教養が大事です。この度合格した4年生たちも、一次試験は勉強すれば必ず突破できると報告してくれました。日本文学科の学生たちは教師になりたいという強い思いを胸に、ご協力くださる心強い先生方と一緒に日々努力し続けています。