日本文学会主催 文学旅行のご報告

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2014年度文学旅行に行ってきました

山々がすっかり装いを変えて色づいた11月8日・9日、日本文学科生24名で一泊二日の文学旅行へ行ってきました。文学旅行は、日本文学会企画部の主催で毎年行われています。今年度は秋田県横手市を旅先に、現地で文学・美術・歴史に触れながら、見聞を広めてきました。

初日となった8日(土)は、「秋田ふるさと村」での美術館見学と自由行動になりました。「秋田ふるさと村」内にある秋田県立美術館では『猫まみれ展』と題して、浮世絵から近代美術までの数多くの猫たちが様々な表情を見せてくれました。自由時間になると、参加者たちは各々名物の「横手焼そば」をほおばったり、トリックアートで写真撮影をしたりして、「秋田ふるさと村」を満喫していました。

参加者の旅の疲れを癒してくれたのは、横堀温泉「紫雲閣」です。心も体も温まる豪華な和食膳と温泉に癒され、参加者たちも満足な様子でした。郷土料理味噌たんぽ(きりたんぽに味噌をつけた串焼きにしたもの)や、いぶりがっこ(燻製にしたたくあん)も食べることができ、秋田県ならではの味覚も堪能することができました。

二日目、9日(日)は「横手市増田まんが美術館」をメインに、「後三年の役金沢資料館」「石坂洋次郎文学記念館」「横手城展望台」「横手ふれあいセンターかまくら館」を訪れました。「横手市増田まんが美術館」では、『アジア国際マンガ展』をテーマに、アジア各国のマンガが数多く展示されていました。今回のために書き下ろされたマンガも展示され、サブカルチャー好きの日本文学科生は、皆、一つ一つの展示に足を止め、じっくりと見入っていました。他の施設でも、横手市の高校で教鞭をとっていた石坂洋次郎の当時の姿やエピソードを知ったり、有名なかまくらの実物を体験したりと、充実した旅行となりました。

学芸員の解説にじっくりと耳を傾ける姿や、真剣にお土産を選ぶ姿、また、おやつを交換し合ったり、互いに写真を撮り合ったりする参加者の様子も見られました。天候にも恵まれた2日間となり、参加者たちは普段の日常生活から離れて楽しいひと時を過ごしているようでした。

参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。また来年度もぜひご参加ください。たくさんのご参加お待ちしております。