『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記』~♪
4回目を担当します今日のパーソナリティは、正木ゼミ4年高橋詩乃です。
出身高校は富谷高校です。
最近は涼しい日も増えて、秋が近づいてきたと感じる日が多くなりましたね。そこで今回は、「今年の秋にやりたいことや行きたい場所」をテーマに自己紹介をさせていただきます。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間は、佐藤友南さん、大沼風華さん と お馴染み、正木先生です。
本日はこの 4 名でお送りします。よろしくお願いします!
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は4年生で学ぶ「食品開発論」についてお話しします。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、泉区の食、健康にかかわる情報を紹介する、6年目を迎える「泉区いいとこ大発見」のコーナーと、みなさんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。
本日はこの4名でお送りします。今回の放送は現在コロナウイルス感染症対策のために、 スタジオ、大学、学生の自宅などと遠隔で繋いだ収録をしております。一部お聴きづらいところもありますが、ご了承ください。本日も元気に楽しく活動して参ります。よろしくお願いします!
≪私たちのキャンパスライフ≫
今回は私、佐藤友南が「食品開発論」について紹介します。
「食品開発論」は4年生の前期の授業で受講できる、選択科目です。この科目は土曜日の1限目から3限目に開講される、連続科目となっています。
実際に食品企業で働いていらっしゃる内山成人先生と原田等先生が分担して授業を受け持ってくださいました。この授業では、食品と医薬品の違いや商品開発におけるニーズのつかみ方や商品化までの流れを各段階において詳細に学びました。
今回は特に印象に残ったテスティングの講義を紹介したいと思います。
講義では甘味料と酸味原料の種類について学び、得た知識を用いてテーマを決めて複数の原料と香料を組み合わせてテーマに沿った飲料を作りました。テーマは「誰が、いつ、どこで、なぜ、どのように、何を」の5W1Hを基本に考えました。
飲料を作る前に行ったのが、甘味料、酸味料、香料のテスティングです。
甘味料は、砂糖、果糖等の天然甘味料5種類とスクラロース等の人工甘味料2種類をそれぞれ水に溶かして飲み比べました。人工甘味料はどちらも天然甘味料に比べて後味が残っていたのが印象に残りました。天然甘味料でも、1つ1つの特徴がはっきりとわかったのが面白かったです。酸味料は、クエン酸やリンゴ酸等6種類を水に溶かして飲み比べました。
こちらも1つ1つ酸味の程度がはっきり違うのがわかり、面白かったです。香料は、レモン、オレンジ、いちご等の香料を紙につけて香りを楽しみましたが、同じ果物の香りでもそれぞれ雰囲気が全く違いました。例えば、レモンの香料は複数個あり、フレッシュさが強いものや皮の苦味を感じるものなど、レモンの様々な香りが忠実に再現されていて驚きました。中には「これはあの製品の匂いだ!」という馴染み深い香りもあり、とても感動しました。
私の班は「若年女性が、いつでも、どこでも、低カロリーの味付きの水を、500mlのペットボトルで飲む」というテーマをたて、これに合う甘味料と酸味料、香料を組み合わせました。実際に組み合わせてみると、天然甘味料の使用量に驚いて人工甘味料にしてみたり、それに伴って後味が重くなり過ぎないように酸味料を選んで調節したりと、様々な原料の特性を考えながら組み合わせる事が難しかったです。
例えば、果糖はすっきりした甘さで飲みやすくなりますが、天然甘味料であるためカロリーが高めになってしまいます。対して、人工甘味料のアセスルファムにするとカロリーは低くなりますが、後味がいつまでも続くため日常的に飲んでもらう事は難しいと考えました。そこで、人工甘味料の種類をほんのりと後味が残るスクラロースに変え、クエン酸とマイルドな酸味であるリンゴ酸を加えることで、甘みの中に爽やかさを感じることが出来る飲料を作ることが出来ました。また、香料も複数あったため、こだわって作成することが出来ました。
この講義を受講してから、私たちがいつも何気なく飲んでいる飲料は企業の方々の的確なニーズの把握と細かな研究によって出来上がっているのだと改めて実感しました。
高橋さんと大沼さんは、原材料を意識して食品を選んだことはありますか?
(原材料について、食品の選び方について話す)
ラジオを聞いてくださっている皆様も、食品を買う際は原材料を見てみる事でその時の気分に合う商品を選びやすくなるかもしれませんね。
私たちのキャンパスライフ、今回は佐藤友南が「食品開発論」について紹介しました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪泉区いいとこ大発見 part6≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。
今回は正木ゼミ3年、小松歩加さんから「七北田公園」について紹介いただきます。
七北田公園は泉中央の七北田川沿いにある総合公園です。
私は大学のある桜ヶ丘に住んでいるのですが、日頃から買い物やちょっとした外出でよく泉中央駅付近に出かけるので、その際に散歩をしていたところちょうどこの七北田公園を見つけました。
公園全体の面積が広く、晴れている日は日当たりも良好で風を心地よく感じながらピクニックや運動を楽しむことができるため、七北田公園の良さをぜひ多くの方々に知ってもらいたいと思い、紹介することにしました。
Jリーグのベガルタ仙台が本拠地としているユアテックスタジアム仙台をはじめ、テニスコートや野球場なども有しているこの公園は、休日は子どもを中心に幅広い世代の人で賑わっています。
私がこの公園を訪れる際は、友達と近くのパン屋さんやカフェでテイクアウトしたものをシートを敷いて食べるなどして楽しんでいます。また、遊具や散歩コースもあるため、家族で訪れても良さそうです。
園内では1年を通して様々な草花をみることができるため、四季によって変化する自然の移り変わりを楽しめます。春先から秋にかけて見られる、紫がかった紅色の葉をつけるノムラモミジや、3月~4月にかけて見られる、淡黄色の花をつけるキブシという山菜など、その種類は様々です。
私は春夏に訪れることが多いのですが、広々とした芝生の上でシートに座ってゆっくりしながら、公園のすぐそばを流れる七北田川を眺めたりしています。
また、七北田川は秋になると湿性植物が花を咲かせ、冬には白鳥も飛来してくるため、どの季節に訪れても美しい風景をみることができそうです。
その他にも、わんぱく大地というコンビネーション遊具が置かれた子どもたちを中心に人気のある冒険広場や、太平洋をイメージして造られた泉ヶ池など、様々な設備があるため、公園で一日中楽しむことができます。また、泉ヶ池には大きな噴水があり、水面でカモの姿を見ることもできました。
秋も深まりつつある今、寒さが増す前にピクニックや運動などを楽しむのもいいかもしれません。冬になると綺麗なイルミネーションも見られるため、これからの季節も楽しむことができそうです。屋外で自然に触れながらゆっくりするのが好きな方は、七北田公園で心身ともにリフレッシュをしにぜひ訪れてみてください。
今回の泉区いいとこ大発見は「七北田公園」について小松歩加さんから紹介いただきました。
≪解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんから頂いた疑問や質問をみんなで考え解決していきます。今回はわたし大沼風華が解決いたします。よろしくお願いします。
わたしのお友達であるAさんから「先日クリームシチューのレシピを見ていたら、ホワイトペッパーと材料に書いてありました。普段料理をする際はブラックペッパーを多く使っているため、色以外にどのような違いがあるのか知りたいです。」という質問を頂きました。
Qみなさんは普段の料理で胡椒を使っていますか?
フリートーク
胡椒は色々な料理に使うことができますよね。
どんな色のペッパーでももともとは同じ胡椒です。収穫や加工の仕方で色や風味がことなってきます。ブラックペッパーは完熟していない緑色の果実を天日乾燥させたものです。表皮も残っているので香りが強く、臭みを消したい時やペッパー独特のシャープな香りや辛みを残したい時に使用すると効果的です。
ホワイトペッパーは完熟した赤色の実を水に浸して果皮を柔らかくし、その果皮を除去して乾燥させたものになります。果皮が無い分、色も白くなります。色が違う理由はここにあったんですね。風味もマイルドなため、ペーパーの粒を目立たせたくないクリーム系の料理や白身魚などのたんぱくな素材の風味を生かしながら辛味づけをする場合に使用することが多いです。
Qこの2種類のほかにも違う色のペッパーがあるのですが皆さんご存じですか?
この2種類のほかにもグリーンペッパー、ピンクペッパーという種類があります。
グリーンペッパーはブラックペッパーと収穫するタイミングは同じですが、乾燥方法が異なります。天日乾燥ではなく、黒くならないように塩漬けしたものやフリーズドライ(冷凍乾)させたものです。さわやかな香りと辛味、きれいな緑色が特徴で彩りを添えながらペッパーの風味をつけることができます。トッピングとしてよく使われています。
ピンクペッパーはフランス語でポァブルローゼとも呼ばれ、ウルシ科のコショウボクという植物の果実を乾燥させたものが一般的です(日本で最も多く流通)。他にも、ペッパーの熟果(赤色)を乾燥させたものや、バラ科の西洋ななかまどの実を乾燥させものを使用する場合があります。
ペッパーの熟果を乾燥させたものには辛みがありますが、コショウボクや西洋ななかまどのピンクペッパーは、辛みがないタイプとなります。料理の華やかに仕上げる彩りなどの目的で使われる場合が多いです。このように収穫や乾燥の違いにより、様々なペッパーが存在します。
また、胡椒には様々な効果・効能があります。ここでは3つの効果をご紹介します。1つ目は胡椒にはピペリンが含まれており栄養の吸収を促す作用があることです。また、油に溶けやすいことから肉料理や炒め物で取るのが有効です。2つ目はピペリンには血管を広げ血流を良くする働きがあり、血行促進に役立つことです。3つ目は1~2%含む精油成分の香りと辛味による刺激により胃腸を刺激して食べ物やその消化物を移動させる蠕動運動を活発し、消化機能の向上、食欲増進につながることです。このほかにも胡椒に含まれる香り成分の「βカリオフェレン」にはリラックスさせ、怒りや不安を和らげる作用もあります。
ご紹介したように胡椒は使いやすく、様々な効果も期待できる胡椒です。ぜひ種類も使い分けて料理の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
今回の「解決!なんでもアンサー」は「ブラックペッパーとホワイトペッパーの違い」について解決しました。
農林水産省
/www.maff.go.jp/j/pr/aff/2108/spe1_02.html
S&B
/www.sbfoods.co.jp/sbsoken/supportdesk/021.html
養命酒
/www.yomeishu.co.jp/health/3921/
を参考に解決いたしました。
『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』
(提供クレジット)