20回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の佐藤菜々紗です。
出身高校は多賀城高校です。
1月も半ばになり、本格的な受験シーズンに入りました。
今回は「印象に残っている受験の思い出」をテーマに自己紹介させていただきます。
今日一緒に番組を担当する仲間は齊藤ゆき乃さんと正木先生です。
本日はこの3名でお送りします。よろしくお願いします!
≪私たちのキャンパスライフ≫
今回は私、佐藤菜々紗が「臨床栄養学実習Ⅱ」について紹介します。
私たちは、3年生の後期の授業で臨床栄養学実習Ⅱという授業を履修します。
これは、施設などで行う臨地実習とは異なり、学内で行う実習です。
この授業では、これまでに学んできた臨床栄養学の講義や臨地実習での知識を応用し、様々な病気に対して、自分ならどのような計画を立てて患者さんの治療に携わるのかを考える「症例検討」というものを行ったり、病院食の献立作成などを行ったりしています。
症例検討は2回行い、1回目はグループでのロールプレイ形式、2回目は個人で行いました。
今回はグループで行ったロールプレイと献立作成について紹介したいと思います。
正木先生の授業ではロールプレイは活用していないと思いますが、この学習方法の日本語名は知っていますか?
直訳で「役割演技」ですね。パイロット訓練、接客、外国語学習などに使われています。
ロールプレイは、現実に起こる場面を想定して役を演じ、疑似体験を通じながら適切な対応方法は何かを考える学習方法の1つです。今回は患者役、管理栄養士役、看護師役、家族役など、グループごとに登場人物を考えながらロールプレイを行いました。
私たちのグループは、COPDという肺の病気にかかっている患者さんに対しての症例検討を行いました。まず、患者さんについての情報を看護師から集めるというところから始まります。そのあと、実際に患者さんのもとへ行き、不安に思っていることや生活習慣などについての聞き取りを行います。ここで問題点を明確にして、いろいろな計画を立てます。
管理栄養士は、必要なエネルギーや栄養素の量を設定するだけでなく、食事の軟らかさや栄養補助食品の使用、薬との組み合わせなど様々な面から患者さんの栄養状態を管理しなければいけないので、病気に関しての知識や、薬に関する知識など幅広い分野の勉強をしていなければいけません。
病院食の献立作成は、決められた栄養量を満たしているだけでなく、美味しく安全に、調理員さんたちが作りやすいものを考えなければいけないのでとても難しいです。
例えば、オムレツを1人1つずつ提供するとします。1人分であれば一般的な作り方で問題ありませんが、100人に提供するとなると手間が増えてしまい他の料理に影響が出てしまいます。
では、100人分作りたい時はどうしたら良いのでしょうか。
1つの例としてあげられるのは、バットなどの大きい容器に流し込んでから焼き、最後に100人分に切り分けるという方法です。この方法であれば、焼いている間に他の料理を作ることができますよね。ですが、これはあくまで例であり、調理場によっては不向きである場合もあるので、その場所によって臨機応変に対応しなければいけないのです。
また、病気の種類によっては制限しなければいけない栄養素があるので、見た目がさみしくならないように、薄味でも美味しくなるようになど色々な工夫をします。
この授業を担当してくださっている瀬戸由美先生は、現場で活かすことができる実践的な知識や技術について先生の経験談を踏まえながら詳しくお話ししてくださるので、とても興味深く、多くのことを学ぶことができます。
ロールプレイをやってみての感想をお願いします。ゆきのさん!
臨床の現場では、管理栄養士は医療従事者となり、患者さんの治療の手助けをするとても重要な役割を担っているということをこの授業を通して学ぶことができました。これからさらに勉強を頑張りたいです。
今回は私、佐藤菜々紗が「臨床栄養学実習Ⅱ」について紹介しました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪泉区いいとこ大発見 part5≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。
今回は私齋藤ゆき乃が上谷刈にある「ブーランジェリー マルシェ」をご紹介します。
このお店は、北環状線沿いにあるきれいな外装のパン屋さんです。上谷刈一丁目のバス停で降りてすぐのところにあります。
今回は、お店の代表 熊谷さんにお話をお聞きしました。
マルシェというお店のお名前には「市場」という意味があります。市場のように様々な年代の人が集まって楽しい空間を作りたいという願いが込められています。
マルシェのこだわりは「こだわりがないこと」だそうです。
何か一つに焦点を絞ってしまうと、お客様が限定されてしまいます。こだわりがないということは、いろいろなものを取り入れ、いろいろなものを作りたいという意味が込められており、たくさんの人にお店に来てほしいという願いが込められています。
マシェリには6人のパン職人がいます。この職人さんはそれぞれがお店のオーナーをしていた経験があるそうで、それぞれが得意とするパン・作りたいパンを作りお店に出しているとのことでした。お店に出す商品にもバリエーションがあり子どもから大人までいろいろな世代の人が食べたいと思えるパンが揃っています。
中でも店主の熊谷さんのおすすめのパンは、フランスパンだそうです。フランスパンは小麦と水とイーストのみで作るシンプルなパンなので小麦のおいしさがそのまま出るそうです。素材の味にこだわって自信を持って美味しいと言えるパンを作っているので一度食べてみてほしいとおっしゃっていました。
お値段は先ほど紹介したフランスパンが1本260円、その他のパンも150円~300円前後で購入できます。
マルシェは、朝7時オープンです。それは、前日の夜ではなく、朝買った焼きたてのパンをその日の朝ごはんに食べてほしいという気持ちが込められています。お客様の中には、仕事前にお店に立ち寄り、朝ごはん用のパンを買っていくお客様も多いとのことです。
お店では朝4時から準備を始め、お客様に焼きたてのパンを提供しています。
朝からたくさんのお客さんが並び、午後には売り切れる種類も多くなるので、早い時間に行ってみるといいですね。
定番商品は、毎日同じものが用意されていますが、それ以外はその日によって揃うものが違うので新しいパンに出会うこともあるみたいですよ。一期一会のようで楽しいですね。
皆さんはどんなパンが好きですか?
皆さんもぜひ、マルシェでお気に入りのパンを探してみてくださいね。
今回は、私齊藤ゆき乃が「ブーランジェリー マルシェ」をご紹介しました。
≪栄養学生が教える!○○≫
さて、続いては『栄養学生が教える!○○』のコーナーです。
栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は正木ゼミ3年、高橋詩乃さんからの情報提供です。
来週の木曜日、2月3日は節分ですね。節分と言えば豆まきですね。
みなさん今年は豆まきしますか?
ところでなぜ節分に豆まきを行うのでしょうか。今回は「節分の豆まきの由来」についてご紹介します。
節分とは、「鬼を追い払って新年を迎える、立春の前日の行事」です。立春の前日ですが、立春の日付は年により異なるため2月3日とは限りません。昨年の2021年は2月2日でした。これは1984年に2月4日が節分になって以来、124年ぶりのことです。今年は例年通り2月3日が節分となっています。
「鬼を追い払う」ために豆まきが行われていますが、なぜ豆なのでしょうか。由来は諸説ありますが、豆は「魔を滅する=マメ」に通じ、語呂がいいから、または魔物(鬼)の目の文字を取って「魔目(まめ)」になるから。という説や、中国の医書 に、「豆は鬼毒を消して痛みを止める」とあるため。という説、米、麦、アワ、キビ、豆の五穀の中では一番投げつけると痛いから。という説などがあります。
豆まきと言えば炒り大豆を投げるのが一般的です。
ところでなぜ「大豆」と呼ばれているか知っていますか?
諸説ありますが、「大いなる豆」つまり「豆の中でも一番大切な豆」という意味で大豆と呼ばれるようになったことが一番有力とされています。
では、なぜ豆の中でも大豆を投げることが多いのだと思いますか?
日本では昔から、穀物などに邪気を払う力があると考えられていました。とくに大豆は米や麦と同じくらい重要な穀物として扱われており、魔除けや生命力に関する霊力が込められていると言われていました。
このことから、お祓いなどの行事などでは大豆がよく使用されていたという説があります。
また、炒り大豆の「炒る」は、鬼を「射る」に通ずる意味があります。
このような様々な思いから、炒り大豆が豆まきで使用されるようになったと言われています。
おふたりは豆まきをする際大豆でしたか?
実は北海道や東北では落花生をまくことも多いそうです。なぜ大豆ではなく落花生なのか明確な理由は定かではありませんが、「雪の多い地域では大豆だと小さくて全部を拾えないが、落花生ならみつけやすい」「落花生は大豆よりカロリーが高いので寒い地域で好まれる」などさまざまな理由があるようです。
ところで、みなさんは豆類と種実類の違いを知っていますか?
豆類はマメ科に属する植物のうち、ダイズ・アズキ・ソラマメ・エンドウなど実を食用とするもののことを言います。
種実類はくるみ、アーモンドなどいわゆる「木の実」と呼ばれるかたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子のことを言います。
では、落花生は豆類と種実類、どちらか分かりますか?
答えは豆類です。落花生も固い殻に包まれていますが、実は木の実ではなく、地面の下で育っています。そのため、木の実ではなく、マメ科ラッカセイ属に属しているのです。
豆まきの時、食べる豆の数は「数え年の数」といわれています。
なぜ豆まきを行ったあとその豆を食べるのでしょうか。
火にくぐらせて炒り、邪気を払った炒り大豆は「福豆」と呼ばれます。この福豆を年の数だけ食べることは、「健康で幸せに過ごせますように」という願いが込められています。
福を体に取り入れれば、病気をせずに元気に過ごせると言われています。
今回は豆まきについてお話しました。ぜひ今年の節分は豆まきをしてみてください。
今回の『栄養学生が教える!○○』は、
・じゃらんニュース
【節分とは】2022年は2月3日!方角や豆まきの由来から正しいまき方まで解説!
・イベントプラス
節分ではいくつ豆を食べるのが正解?食べる豆の数や豆まきの由来をご紹介!
を参照し、紹介致しました。
管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 『来週もお楽しみに!』