2020年11月23日放送 7回

7-2

放送音源
7回目を担当しますパーソナリティの正木ゼミ4年の鈴木美羽です。
今日は「目玉焼きには何をかけて食べるか?」をテーマに自己紹介させていただきます。
目玉焼きは、人によってかける調味料がかなり違うようです。ということで今回は、目玉焼きを食べる際いつもかけている調味料を、自己紹介がてらに聞いてみたいと思います。

そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方です!
3年生の石山愛梨さんです。
そして番組のコメンテーターはお馴染み、横山さんです。
本日はこの3名でお送りします。よろしくお願いします!
≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは私たちの『キャンパスライフのコーナー』です。
今回は私石山愛梨が、「遠隔での臨地実習」についてお話ししたいと思います。
11月2日の放送でも臨地実習についてのお話がありましたが、今回は遠隔で行った、病院での実習についてお話します。

今年の病院での実習は新型コロナウイルスの影響で、学生の約半数が対面で行うことが難しいと判断され、受け入れていただくことができない状態となりました。
ですが、東北医科薬科大学病院さんと永仁会病院さんのご厚意により、zoomを用いた遠隔での実習が実現しました。
それぞれ一週間の実習が行われ、東北医科薬科大学病院さんでは38名、永仁会病院さんでは41名の学生が参加しました。また、この実習は宮城学院だけではなく、県内の管理栄養士課程のある大学3校と合同で行ったため、より規模の大きい実習となりました。

私はどちらの実習にも参加させていただきました。
今回は遠隔での実習がどのように行われたのか、そして2週間を通して感じたことをお話したいと思います。

遠隔での実習は、基本的に病院の管理栄養士の先生方による講義の形式で進められました。
そのため実際に患者様にお会いしたり、病院の様子や、管理栄養士の皆さんがどのようにお仕事をされているのかを見学することはできませんでした。
ですが、先生方がスライドや実際に使用している器具などを用いて、診療科ごとに管理栄養士の仕事について分かりやすく説明して下さりました。

また、実際の患者様のデータを例に挙げ、聞き取った曖昧な食事の量からカロリーや栄養素の量を計算したり、電子カルテに記録されているデータを基にその患者様の病気を考えるなどの実技も行いました。
実際に行っている業務を体感できたことで、病院でのお仕事について深く理解することができました。
また、質問にも快く答えて下さり、先生方が栄養指導を行う上で意識されていることなど、対面では伺うことが難しいことも知ることができました。
他大学の学生の皆さんの意見を聞くこともでき、良い刺激を沢山うけました。

さらに、実習最終日には、各大学の先生方の病院で働いていた頃のお話を伺うことができました。
管理栄養士の能力がより病院で求められるようになったのは、それまで多くの管理栄養士の皆さんが信頼を築いてきたためであり、その結果であると知ることができました。

対面で伺うことは難しいであろう、管理栄養士の皆さんの考えや思いを知ることができました。
遠隔での実習であったからこそ、得ることのできた経験だったと感じています。
大変お忙しい中受け入れて下さった東北医科薬科大学病院さん、永仁会病院さんには心から感謝しております。この経験を将来に活かしていきたいと思いました。

今回の「私たちのキャンパスライフ」は「遠隔での臨地実習」について、私石山愛梨が紹介しました。
≪音楽タイム≫
ここで一曲お届けします。
ラジオをお聞きのみなさんは、うれしいとき、悲しいとき、どんな音楽を聴きたくなりますか?
この番組では毎週、女子大生目線で心の栄養源となる音楽を紹介していきます。
今週ご紹介する曲は、私、石川愛梨の選曲で、ポルノグラフィティさんの「オーリバル」です。
~♪~
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!

≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part4≫
今回は、私鈴木美羽が、
泉区に倉庫を持つ「勝山酒造」へお話を伺ってきました。
勝山酒造さんは、元禄年間(1688)に城下町仙台に創業して以来、330年余りに及んで仙台を代表する、銘酒醸造蔵元です。
宮城県で現存する唯一の伊達家の雇用蔵ですが、そんな勝山酒造さんの蔵は、実は14年前に仙台市泉区に新しく建てられました。
そこで、なぜ泉区に移ったのか?今回、その秘密を直接お伺いすることができました。

まず一つ目の理由として、泉区の水がとても綺麗だということです。
泉ヶ岳も近く、水田も綺麗で夏も一定の温度を保つ、泉区の井戸水。
勝山酒造さんは、その井戸水の伏流水を使用しています。
伏流水とは、川の流水が河床の下へ浸透し、 ろかされることで生まれる流水のことです。勝山酒造さんのお酒は全て、泉区の伏流水を使用し作られています。
また、日本酒を作るのに欠かせないお米ですが、泉区のお米も使用しているそうです。
ひとめぼれを主に使用しておりますが、伊達正夢という品種も使用しています。

そんな勝山酒造さんの、オススメの日本酒をご紹介致します!
まずは、新型コロナウイルス終息祈願の特別種である疫病封じの妖怪である、アマビエ・アマヒコがあしどられた疫病退散ラベルの日本酒。
こちらは実際に泉区の二柱神社にてご祈祷して頂いた日本酒だそうです。上品な旨口の食中酒で、お魚料理やお刺身に合うそうです。
もう一つは、インターナショナルワインチャレンジという、世界のワインのコンテストにて、日本酒部門で堂々の一位を獲得した日本酒「献(ken)」
和食にぴったりで、香りがフルーティーなのが特徴。飲んだ後はずっしりとし、スッと抜けていくような印象があるようです。
もちろん、勝山酒造の中でも人気ナンバーワンの日本酒!ぜひ皆さんも一度飲んでみて下さい!
私も普段は日本酒を飲みませんが、お話を聞き、献は一度飲んでみたいと、強く思いました。

今回取材させて頂いたのは、勝山酒造さんのお蔵の方なので、お酒は直接販売はしておりませんでしたが、こちらの倉庫から、宮城県を中心とした全国、また、世界へと販売しています。仙台市内のデパートや各地酒屋さんにも販売しているようなので、是非探してみてください。

そして、宮城の7蔵が合同で作る日本酒、伊達セブン。こちらの来年のリーダー蔵は、勝山酒造さんだそうです。来年7月7日の伊達セブンにも、目が離せません。

勝山酒造さん、本日は取材を快く引き受けてくださり、誠にありがとうございました。
泉区いいとこ大発見パート4、本日は、鈴木美羽が「勝山酒造」さんについてご紹介致しました。

≪コーナー3 栄養学生が教える!〇〇≫
さて、本日最後のコーナーは「栄養学生が教える!〇〇」のコーナーです。
今回は、正木ゼミ4年のさえこさんに教えていただきました。

近頃はどんどん気温が下がり、風も冷たくなって冬が近づいて来ましたね。
この季節に食べたくなるものといえば、皆様何を思い浮かべるでしょうか?(
出演者者同士で軽く話す)
どれも美味しくて冬にぴったりの食べ物でしたね。
今回は、その中でもお鍋についてお話していきたいと思います。

鍋といえば色々な具材がたくさん入っているイメージがありますが、皆さんの好きな鍋の具材はなんですか?

お家で作るお鍋は自分の好きなものを入れられるので鍋パーティーではとても盛り上がりますよね。
お鍋は肉や魚から動物性タンパク質を、豆腐などから植物性タンパク質を摂ることができ、野菜やきのこ、こんにゃく類等からはビタミンやミネラル、食物繊維を上手に摂取することができます。
また、野菜は鍋で煮込まれることによって柔らかくなりかさも減るので、生の状態よりもたくさんの量を食べることができるようになります。
でも、お家に土鍋なんてないしガスコンロもない、そんな方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回は電子レンジで作れるお鍋をご紹介したいと思います。
実は作り方はとても簡単で、耐熱皿にお好きな具材とお好きなお出汁、これは鶏がらスープでも鍋用のタレでも何でも好きなものを入れていただいて、上からふんわりとラップをかけ600Wで5分程加熱します。これで完成です!とっても簡単ですよね。
最近は1人前用の個包装の鍋タレもありますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

今が旬の野菜は白菜、小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなどがあげられますが、
野菜は調理時の加熱方法によってビタミンなどの栄養価が変わってしまうことはご存知でしょうか。
特にビタミンCは、熱に長時間晒されるとその分ビタミンの損傷が大きくなるため、加熱時間を短縮できる電子レンジはビタミンCの損傷を抑えることにつながります。
また、ビタミンCは水溶性ビタミンであり、野菜を茹でる時に水にビタミンが溶けだしてしまいますが、電子レンジでの加熱はそれを避けることができます。
ある研究グループではブロッコリーを様々な方法で調理して、ビタミンCの含有量を測定する実験を行いました。
その研究によるとブロッコリーを茹でるとビタミンCの33%が失われ、炒めると24%、電子レンジでは16%の損失につながりました。
結果的に、ビタミンCのほとんどが失われずに残った調理法は「蒸すこと」で、それが最も効率的な加熱方法であることが分かりましたが、電子レンジも2位であり、ビタミンCの損失はあまり目立たなかったという結果があげられています。
時短にもなる電子レンジお鍋、ぜひ試してみてくださいね。

本日は、石山愛梨さん、コメンテーターは横山さん、パーソナリティは鈴木美羽でお送りしました。
「栄養学生が教える!〇〇」は、4年のさえこさんに教えて頂きました。ありがとうございます。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』