2018年08月20日放送 11回

 

 

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2018年08月20日放送 11回

本日は、児玉千明さん、五十嵐加奈さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは今野真那でお送りします。
fmいずみのスタジオからお送りします。どうぞ30分間お付き合いください。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は3年の五十嵐加奈さんに「宮城学院のサークル活動」について紹介してもらいます。よろしくお願いします。
今回は私、五十嵐加奈がサークル紹介したいと思います。
皆さんは高校生の頃は大学に入ったら何かサークルに入りたいと思っていたことないでしょうか。

宮城学院のサークル活動は数多くあり、文化部に運動部、ボランティアがあります。私は自給自足の会というサークルに入っています。皆さんは何かサークルに入っていますか?

自給自足の会は自分たちが育てたい野菜を苗や種を買って学校の敷地内で育てていきます。当番制で水やりをします。去年は枝豆、茄子、ピーマン、トマトを植えました。今年はピーマン、茄子、かぼちゃ、ハーブを植えました。

わたしは食品栄養学科なので、何か、食品系のサークルに入りたいと思ってこのサークルに入部しました。サークルに入ったことで他学科人や隣のクラスの人たちと仲良くなれたことができました。3,4年生は食品栄養学科が多いですが、1,2年生は人間文化学科が多いです。

大学祭ではかぼちゃとサツマイモのマフィンを毎年販売しています。いつも好評で完売するのでとても楽しい時間になります。宮学の大学祭にぜひ来てみてください。大学祭は10月に行います。昔はかぼちゃとサツマイモを自分たちで育ててマフィンづくりに使おうと思っていたのですが、うまく収穫ができないため、市販のかぼちゃとサツマイモを買ってきます。ん

かぼちゃは冬至かぼちゃという言葉があることから冬の野菜のイメージがあると思いますが、実は夏野菜なんです。冬に食べるのは夏に収穫したものを冬に備えて保存しているからです。その間、熟成され、でんぷんが糖分に変わり甘みが増します。また、かぼちゃは安土桃山時代にカンボジアから到来したことからカンボジアが訛ってかぼちゃと呼ばれるようになったようです。

かぼちゃは日本かぼちゃと西洋かぼちゃの2種類に分かれ、日本かぼちゃは皮がでこぼこしていて中身はねっとりしており、煮崩れしにくく、控えめな甘みが特徴です。西洋かぼちゃに比べ大きさはて日本かぼちゃの方が小さいです。
西洋かぼちゃは皮がつるっとしていて、甘みが強く、ほくほくした食感が特徴で、マフィンづくりには西洋かぼちゃの方が適しています。かぼちゃにはβカロテンと食物繊維が豊富に含まれています。

さつまいもはビタミンC、食物繊維が多く含まれています。ビタミンCの効能は風邪の予防や疲労回復、肌荒れに効果があります。さつまいもはでぷんに守られ、加熱してもビタミンは破壊されにくくなっています。また、紅イモや紫イモといった紫色のイモにはアントシアニンが含まれ、抗酸化作用を持ち、細胞の健康を助ける働きがあります。秋から冬の時期が旬で、鹿児島県、茨城県で多く栽培されています。原産地は中南米で紀元前から栽培されてきました。日本には江戸時代に入ってきたと言われています。当時、九州の薩摩から栽培が始まったことから、さつまいもと呼ばれるようになりました。

これから大学に入る皆さんもぜひサークルに入ってみてはどうでしょうか。他学科の人や先輩・後輩と仲良くなれるチャンスです。楽しい大学生活を送ってください。

以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は五十嵐加奈さんに「サークル活動」について紹介してもらいました。

≪音楽タイム≫
~♪~

さて、次は「泉区いいとこ大発見!Part2」のコーナーです。
去年に引き続き、このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。また、いずみ絆プロジェクトで活動している大学生の活動も紹介しようと思います。
第11回のレポーターは私、今野真那です。よろしくお願いします。

今回は、泉区上谷刈にある「水の森公園」をご紹介させていただきます。水の森公園は、青葉区と泉区にまたがっています。ちなみに、公園内の東側にあるキャンプ場は住所が泉区上谷刈です。

水の森公園は、宮城学院の校舎のすぐ裏側にあるので、学生は授業やサークル活動、ボランティア活動などで利用しています。
みなさんは、公園内を歩いたことはありますか?

私は、大学1年生の頃、授業とボランティア活動で歩いたことがありました。しかし、あまり奥まで入ったことがなかったので、今回、公園内の端から端まで歩いてきました。

水の森公園は、2003年に水の森公園キャンプ場としてオープンしました。公園内は2つの農業用溜池と、遊歩道が整備されています。遊歩道は、公園内を一周できるように、全長約1.5kmの東周遊コースと、全長約1.7kmの西周遊コースがあります。私は、キャンプ場を起点に西周遊コースから回りました。

西周遊コースのスタート地点付近には、2つの溜池のうちの1つ、「丸田沢堤」が見えます。「丸田沢堤」は、江戸時代初期、今の青葉区の桜ヶ丘団地方面からの沢水を水源とし、泉区の丸田沢地区が利用していた溜池です。

丸田沢堤の周りを通り、いよいよ森の中へ入ります。歩いていると、セミの鳴き声と鳥の鳴き声が聞こえてきます。街中ではあまり耳にしない、ウグイスの鳴き声がします。また、普段はあまり見られないハグロトンボ、イトトンボが飛んでいました。

豊かな自然に囲まれた遊歩道をしばらく歩くと、氷室跡に繋がる道が見えてきます。氷室跡とは、その昔、冬の間に切り取った氷を貯蔵しておく「氷室」があった場所のことです。その「氷室」は、昭和20年代まで利用されていたといわれています。氷室跡は、コース外なので、コースに戻り再び歩くと、青葉区の水の森市民センター付近で西周遊コースが終わります。
続いて、西周遊コースが終わった地点から、今度はキャンプ場に戻るために東周遊コースを歩きました。東周遊コースは、青葉区東勝山の住宅街の近くを通るように設定されています。西周遊コースに比べて道幅が広く、歩きやすいように感じました。また、もう一つの溜池の「三共堤」に繋がる道がたくさんあります。今回はその道には行きませんでしたが、東周遊コースが終わり、キャンプ場に戻ってくると、三共堤が見えます。三共堤は、江戸時代、七北田地区や高砂地区の農業用水確保のために作られた、歴史のある溜池です。

西周遊コースから歩き始め、東周遊コースを通りキャンプ場まで戻るのに、およそ1時間でした。私が行ったのは、気温が30℃の晴天の日だったので、さすがに汗が止まりませんでしたが、自然を体感したとともに、いい運動になりました。

西周遊コースは、公園の比較的真ん中を通るので、木々が生い茂っておりさまざまな動物や植物を観察できます。また、東周遊コースは、西周遊コースに比べて道もなだらかなので、気軽に歩くことができます。それぞれのコースの途中に住宅街に抜けられる場所もあるので、どちらかのコースのみを歩くのもいいですし、私は西周遊コースから歩きましたが、東周遊コースから公園内を一周してもいいと思います。

また、キャンプをしたい!という方は、日帰りの場合、500円で利用可能です。また、宿泊の場合は一泊250円です。詳しくは、水の森公園のホームページをご覧ください。
みなさんもぜひ、水の森公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

以上、「泉区いいとこ大発見!Part2」のコーナーでした。
さて、続いては「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は、4年の児玉千明さんに紹介してもらいます。よろしくお願いします。

今回は私、児玉千明がお答えします。
ペンネーム「スイカ」さんから「夏になると冷麺をよく食べます。私はそこに、キムチをたくさんかけて食べます。しかし、キムチを食べると、口のにおいが気になります。何か対処法はありませんか?」という質問を頂きました。

皆さんは、どんな料理を食べたときに、口のにおいが気になりますか?

冷麺や餃子、薬味のネギなど、食べた後に口に残ったり、においが気になる料理はたくさんありますよね。食事後に予定がある日や大事な日は、においの原因であるニンニクやネギを使った料理を避ける方も多いのではないでしょうか。

そもそも、口の気になるにおいにつながる原因は、ニンニク・ネギ・ニラ・らっきょうなどに含まれる「アリシン」という成分です。アリシンは「酸素に触れて酸化すると臭いを発する」という特徴があり、ニンニクやネギ・ニラ・らっきょうなどを食べた後、口の中に食べかすが残っていたり、歯の間に挟まっていたりすることで「口臭」の原因になってしまいます。また、「血中に流れ込み、全身を巡る」という特徴もあり、におい成分が血液に乗って全身を巡ることで、「発汗」や「体臭」にも影響を及ぼします。ただ「口の中が臭い」だけでなく、アリシン成分は血液から肺へ浸透し、吐息さえも強烈に臭くしてしまうのです。

皆さんは、口のにおいが気になった時にしていることはありますか?

さて、これらを食べて、口臭が気になった時の対処法を「口のにおいを消すもの」と「食べて胃の中のにおいを消すもの」の2つに分けてご紹介します。
まず、「口のにおいを消すもの」は、ガムや口臭を消すブレスエイドなどのタブレット、口腔内洗浄(モンダミンなど)や口臭スプレーを使用すると効果的です。

また、私がおすすめしたいのは、ごま油でうがいをすることです。以前私は、就職活動の面接前の昼食に、キムチを食べてしまって、口のにおいに困った経験があります。その際、ごま油で口をゆすいだところ、口の臭さがきれいさっぱり無くなりました。ガムやタブレットでは一時的すぎて解決できていなかったため、ごま油で対処できた時は、感動しました。ぜひお試しください!!

続いて、「食べて胃の中のにおいを消すもの」は、りんごやレモン、オレンジ、牛乳、緑茶などがおすすめです。りんごは、口臭を解消・予防してくれる効果が期待できる他に、ビタミンCやクエン酸が豊富なレモンは唾液の分泌を増やし、口臭の原因になる細菌の増殖を抑制してくれます。

また、オレンジには酵素がたっぷり含まれており、消化をサポートしてくれます。消化が上手く行われずに、いつまでも胃の中に食べ物が留まっている状態では口臭も発生しやすくなってしまいますよね。オレンジだけでなく、柑橘系にはこの消化を助けてくれる酵素が多く含まれているので、グレープフルーツやレモンなども口臭改善の食べ物として最適です。
また、牛乳も効果的です。牛乳などのタンパク質を摂取することで、にんにくの臭いの元を包み込み、身体の中で臭わなくさせる効果があります。タンパク質を摂取することが大切ですので、にんにくと一緒にチーズやお肉、お魚を一緒に食べる事でも、同様の効果が見込めます。

また食事中も牛乳を一緒に取ることで、食べた後に口内からの臭いを抑えるだけでなく、分解された後に皮膚から出てしまうにんにく臭を抑える働きもあります。牛乳は食事前も、食事中も取れると更に効果的です。

最後に、緑茶は、緑茶に含まれるカテキンやフラボノイドという成分にも殺菌作用や抗菌作用があるといわれています。その効果は非常に高く、「食後」や、口の中がねばつきやすい「寝起き」に飲むことで、口の中で繁殖する細菌の増殖を抑えてくれる嬉しい効果も期待できます。

外食中にはチーズやお肉、レモンと一緒に食べたり、コンビニやスーパーを活用して、牛乳やりんご、緑茶などを購入したりして、身近なもので口臭をケアし、美味しく、気持ちよく食生活を送れるとよいですね!
また、気になるにおいの原因であるにんにくには、ビタミンなどの栄養素が多く含まれていて、疲労回復や美容にも効果的です。においが気になるから食べないのではなく、今回お伝えした対処法を試したり、食事後の予定を考えて、上手に食べましょう。

以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は児玉千明さんに解決してもらいました。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』