2018年11月12日放送 23回

2018年11月12日放送 23回

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本日は、一宮菜津美さん、三浦由子さん、コメンテーターは正木恭介先生、スペシャルゲストで本宮茉由香さん、村山相好さん、メインパーソナリティは吉田望海でお送りします。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は3年の三浦由子さんに「病院実習」について紹介してもらいます。よろしくお願いします。
私、三浦由子は前回の放送に続き、『臨床栄養学臨地実習』についてお話ししたいと思います。私は、10月15日から10月25日の10日間、医療法人 徳洲会 山形徳洲会病院で臨床栄養学分野の実習を行ってきました。給食経営管理論分野と臨床栄養学分野で5日間か10日間か、実習期間の長さを選択することができます。私は特に臨床現場で働く管理栄養士の業務について関心があったため、臨床栄養学分野で10日間の実習を希望しました。

Q.みなさんは臨床栄養学実習ではどこに実習に行きましたか?

山形徳洲会病院の所属する徳洲会グループは、「生命だけは平等だ」という理念のもと、生命を安心して預けられ、患者の健康と生活を守ることのできる病院を目指していると伺いました。そのような考えから、誰もが最善の医療を受けられる社会を目指し、診療所や訪問看護ステーションなど、充実した医療機関の少ないとされている離島を中心に日本全国に配置されています。また、徳洲会グループにはTMATという、世界の人々の生命と健康を守るために活動を行っているNPO団体があり、国内だけではなくアフリカなどの発展途上国に対して国境を超えた医療支援を実現し、世界医療の向上に向けて活動を行っています。

そのようなグループに所属している徳洲会病院では、内科や外科をはじめ、16個の診療科目があり、充実した医療が提供されています。中でも、透析に関する治療に特化しており、長期にわたり治療が必要となる患者さんを対象とした療養期病棟の患者さんのうち99%が透析治療を行っています。外来透析の方向けの、リンやカリウム、水分を制限した透析弁当のサービスや定期的な個人指導も行っており、患者さんに寄り添った支援がされていると感じました。
今回の実習では、個人指導の見学に合わせ、実践もさせていただきました。実際に指導を行ってみて、患者さんの意見や疾病に関する理解度を図りながら、話の流れのなかで指導することの難しさを感じました。また、管理栄養士がいかに患者さんの立場となり、無理のない範囲で疾病・個人のライフスタイルに合わせた栄養管理方法を指導する重要性を学びました。

今回の実習で、給食経営管理論分野、講習栄養学分野、臨床栄養学分野すべての実習を終えました。それぞれの分野の管理栄養士の業務や役割など、多くのことを学ぶとともに貴重な経験をすることができました。3年生の実習で学んだことを今後生かしていきたいと思います。

以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は三浦由子さんに「病院実習」について紹介してもらいました。

≪音楽タイム≫
~♪~

さて、次は「泉区いいとこ大発見」のコーナーです。
第23回のレポーターは一宮菜津美さんと、いずみ絆プロジェクトの一員として活動されている本宮茉由香さんと村山相好さんにも担当していただきます。

まず初めに、一宮奈津美さんよろしくお願いします。
今回は、仙台市泉区上谷刈にある「ブーランジェリーマルシェ」というパン屋さんを紹介させていただきます。こちらのお店は、北環状線沿いにあるパン屋さんで、八乙女駅から徒歩10分の場所にあります。学校帰りに泉中央駅に買い物に行くときにバスから見えて気になっていたパン屋さんです。
みなさんは、行ったことがありますか?

実は、雑誌やテレビの取材をめったに受けないそうで、お客さんの口コミで美味しさが広がっているパン屋さんなんです!

ここからは、実際に尋ねて、オーナーさんにお話を伺ってきたことをもとにレポートさせていただきます。
まず、店名についてですが、お店ができた当初は「フレッシュマルシェ」という名前でした。「マルシェ」という言葉には、「市場」という意味があり、たくさんパンがあるお店にして、いつもお客さんの笑顔でいっぱいなお店を目指し、「フレッシュマルシェ」という店名にしたそうです。今のお店の場所に移転したことをきっかけに「ブーランジェリーマルシェ」という店名に変えたそうです。その時、工事の方から「マルシェ」という言葉にはフェンシングの用語で、「一歩前へ」という意味もあり、オーナーさんはますます店名が気に入ったと話していました。
(ちなみに、「ブーランジェリー」はパン屋という意味があります。)

Q.今の季節、おすすめのパンはどんなパンがありますか?
秋のおすすめのパンを尋ねたら、さつまいもや栗など秋が旬の食材を使ったこってりと甘いパンということでした。季節の食材を使うことが多く、夏にはヨーグルトクリームやレモンを使ったさっぱりとしたパンも置いているそうです。12月には「シュトーレン」というドイツの菓子パンを置いています。ドイツでは、クリスマスを待つ4週間のアドヴェント(待降節)の間、少しずつスライスして食べる習慣があり、その習慣が日本でも最近はやっているということを教えていただきました。
また、季節を問わず、あんこがたっぷり入ったあんぱんやごまやさつまいも、チーズが練りもまれているクロワッサンなど1つ100円以下のお客さん目線のお得なパンや、土日限定のパンがありました。

たくさんの種類があるパンの中でも、とくに「食パンとフランスパンをぜひ食べてほしい」オーナーさんはおっしゃっていました。食パンはお店開店当初から変わらないフランスで学んだレシピで作っており、山型と角型があり、食感や違いを楽しくことができる食パンになっているそうです。(山型の食パンは、トースト向きで、トーストするとサクサクした食感があり、角型の食パンは、もっちりとした食感があるという違いがあることを教えていただき、初めて知りました。)

パンの種類を尋ねたところ、「数えるのが難しいほど種類があります」とおっしゃっていました。数えるのが難しいのも無理ありません。お店には、2人のケーキ職人さん、3人のパン職人さんがおり、日々職人さんたちが自由な発想により美味しいパン生み出しているため、種類がたくさんあることがわかりました。ケーキ職人さんがパンを作ることにより、生のフルーツから手作りしたコンポートがのったデニッシュなど季節感を感じることができるパンができるそうです。

私は、実際にごまとさつまいものクロワッサン、チーズのクロワッサン、フランスパンをお土産に買って帰り、家族と一緒に食べました。表面はサクサク、中はもっちりとした食感で、とても美味しく家族にも喜んでもらえました。

決められたものを作るのではなく、お客様の笑顔のために、1人1人の職人さんがやりがいをもち、毎日美味しいパンを生み出しているというところに魅力を感じました。

また、イートインスペースもあり、買ったパンをその場で食べることができます。
みなさんもぜひ、ブーランジェリーマルシェに足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に、取材を快く引き受けていただきありがとうございました。
ありがとうございました。
次に、本宮茉由香さんと村山相好さんお願いします。
こんばんは!私たちは仙台白百合女子大学、人間学部健康栄養学科3年の本宮茉由香と村山相好です。私たちは佐々木裕子(ささきゆうこ)先生のもと3年生14人でゼミの活動をしています。

主なゼミの活動は、宮城県内の復興住宅での食事提供や、栄養相談、無料塾への参加、最近では小学生親子と畑で野菜を作る農業体験でのボランティアを参加させていただきました。このように、地域への社会貢献活動に参加させていただくことが多いです。たくさんの地域住民の方々からお話し伺うことができ、大学では学べないことを学ぶ貴重な場となっています。

そして、今年はゼミの活動で、あるプロジェクトに参加させていただけることになりました。それが「いずみ絆プロジェクト」です。今回は、このいずみ絆プロジェクトがどのようなものなのか、そして、私たちの取り組みについてご紹介させていただきたいと思います。

はじめに、いずみ絆プロジェクトとは、地域の支え合いと協働の輪を広げる活動の促進を図るために、仙台市泉区内並びに隣接する大学や学生団体が地域活性化と特色ある地域づくりに取り組むものです。

そこで、私たちは泉区にお住いの住民の方々のため、私たちと地域の人々が交流を深められるようなイベントの企画を立てたいと考えました。そして、現在2つのイベントを考え、計画を進めています。ぜひみなさんに参加していただきたいので、これからそのイベントの内容についてお話ししたいとおもいます。
1つ目は、「親子でのおせち料理教室」です。これは、地域や家庭で受け継がれてきた行事料理や郷土料理が、受け継がれにくくなってしまった現代の問題を取り上げ、考えられたイベントです。五節句の一つである「おせち」を親子で作り、その作り方や意味について学び、また、その家庭の味を受け継ぐことの大切さをみなさんに知ってもらいたいと思います。
簡単なおせち料理を作ろうと思っているので、気軽に足を運んでみてください。
日時は、12月16日、日曜日の14時から2時間半程度を予定しております。
場所は泉区中央市民センターで行います。

2つ目は、クリスマスかお正月の遊びに触れることのできるレクリエーションを行おうと思っています。どちらも泉区の子どもたちに楽しく伝統的な文化を知ってもらうことを目的としています。内容としては、クリスマスのリース作りや、かるた、はねつき大会などを考えています。普段ではなかなかすることができないことだと思いますので、この機会に昔の伝統的な遊びに触れてみませんか。きっととても楽しい時間を過ごすことができます。ですので、ぜひ来ていただけると嬉しいです。

日時は、12月22日(土曜日)と1月5日(土曜日)のどちらかで予定しており、12月の場合はクリスマスレクリエーション、1月の場合はお正月のレクリエーションを行います。
場所は七北田児童センターで行います。
詳細は近くの公民館や児童館に掲示しますので、そちらもご覧ください。

今回の泉区いいとこ大発見では、一宮さんと本宮さん、村山さんの3人に紹介していただきました。来週もこのコーナーをお楽しみに。
以上、「泉区いいとこ大発見」のコーナーでした。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』