2018年11月19日放送 24回

2018年11月19日放送 24回

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本日は、藤本朱子さん、今野真奈さん、コメンテーターは蘓武さん、メインパーソナリティは山口侑香でお送りします。

最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は3年の今野真奈さんに「臨床栄養学臨地実習」について紹介してもらいます。よろしくお願いします。
今回は、「臨床栄養学臨地実習」について紹介します。
前回の放送にも報告・紹介しましたが、今回も、「臨床栄養学臨地実習」について紹介します。

私は、10月15日から26日の10日間、管理栄養士の資格を取るために「臨床栄養学」という分野の勉強で、県内のとある病院で実習をしてきました。実習では、病院に勤務する管理栄養士の仕事を学んだとともに、実際に患者さんとコミュニケーションを取ることができ、貴重な体験をさせていただきました。

私が行った実習先の病院は、おもに腎臓疾患や糖尿病、消化器疾患をもつ患者さんの栄養管理に管理栄養士が関わっています。

Q.皆さんの実習先の病院は、どのような疾患をもつ患者さんに管理栄養士が関わっていましたか?
実習では、糖尿病の患者さんと多く接する機会がありました。そのなかで、糖尿病という疾患の怖さというものを肌で感じました。そして、特に糖尿病の怖いところは、「糖尿病による合併症」です。

糖尿病を治療せずに放置していると、重篤な合併症が生じてきます。糖尿病はなかなか自覚症状がなくても、見えないところで合併症が進行しています。

合併症で代表的な疾患は3つあげられます。

1つ目は、糖尿病網膜症です。この疾患によって毎年3,000人以上が失明している現状があります。

2つ目は、糖尿病腎症です。この疾患に罹患する糖尿病患者数は年々増加の一途をたどっています。腎症が進行すると、高血圧、むくみなどを呈し、次第に腎機能が低下して腎不全にいたります。のちに、人工透析を導入する必要があります。

3つ目は、糖尿病性神経障害です。足のしびれや感覚麻痺などがあります。

他にも、心疾患や脳梗塞などのリスクの上昇や、糖尿病足壊疽による足の切断などもあります。

このように、糖尿病の怖いところは合併症があることです。生活習慣が原因の糖尿病になったら、薬の治療だけではなく、まずは食事と運動の改善、維持が重要です。

実習先の病院でも、多くの糖尿病の患者さんがいましたが、やはり、痛くもかゆくもないとつい不摂生な食事をしてしまったり、運動を続けられなかったりしてしまいます。しかし、その生活習慣を見直さないと合併症の危険性があるということをいつも心に留めておく必要があります。

ラジオのお聴きの皆さんも、日頃の食事と運動を改めて見直してみませんか?
以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は今野真奈さんに「臨床栄養学臨地実習」について紹介してもらいました。
≪音楽タイム≫
~♪~

さて、次は「泉区いいとこ大発見part2」のコーナーです。
第24回のレポーターは私、山口侑香です。よろしくお願いします。

今回は、赤いトナカイの看板が目印のお菓子屋さん「スイーツスイートフクダ」をご紹介させていただきます。こちらのお店は、泉パークタウンの高森ショッピングプラザの隣に位置しています。お店は北欧のクリスマスをモチーフにしており、緑色の屋根が印象的な建物です。こちらのスイーツショップは、今の場所とは別の所にオープンしたのですが、その当時からよく利用させていただいており、私の友人や知人の間でもおいしいと評判であるため、取材させていただきました。

店内に入ると、入口正面のショーケースに旬のフルーツを使ったケーキがたくさん並んでいました。フルーツ一つ一つがつやつやしていてとてもおいしそうでした。オーナーパティシエのフクダさんにお話を聞くと、こちらのお店では、農家さんから直接仕入れることで、ハリとつやのある鮮度の高いフルーツを使用したケーキを作っています。特に、食材は添加物を使わないものを選んでおり、イチゴは山本町、ブルーベリーはなんと七北田で栽培している農家さんから仕入れています。また、フクダさんのケーキのこだわりは、甘すぎず、しつこくなく、しっかりした味のケーキを目指しており、カスタードクリームとくどくないがコクのある生クリーム、ふんわりとしたやわらかいスポンジが特徴的です。とくにスポンジはケーキの命だとおっしゃっていました。
90歳近くの私の祖母もフクダさんのケーキは食べやすくておいしいと言い、毎月食べていました。小さい子からお年寄りまで愛されるケーキ屋さんです。毎月食べたくなるのも、毎月ケーキの種類が変わるのです。月に5種類ほど新しいものを出すことで、お客さんに楽しんでもらえるよう心掛けているそうです。今の時期ですとシナモンなどを使わずに、砂糖、バター、レモン汁を使ったリンゴのアップルパイや栗ペーストが売りの和栗のモンブランがおすすめだそうです。
オーナーパティシエである福田さんはなぜこうなるのか常に疑問をもち続けてケーキを作ることで、信条である「お菓子は人を幸せにする」を目指しており、お菓子を作るときにはこだわりをもち、常に気を使って作っているそうです。
また、こちらではケーキのような生菓子だけでなく、マドレーヌなどの焼き菓子もおすすめです。

Qちなみに、マドレーヌとフィナンシェはよく似たお菓子ですが、みなさんこの2つの違いをしっていますか?
違いとして、マドレーヌがホタテ貝の形、フィナンシェは長方形と形状が違うというのは、ご存知の方もいると思います。しかし、大きな違いは材料にあります。マドレーヌは卵を全卵使用しますが、フィナンシェは卵白だけを使用します。また、マドレーヌはバターを、フィナンシェは焦がしバターを使用します。特にフィナンシェは粉末状のアーモンド、アーモンドプードルも使われることが特徴です。そしてこのマドレーヌはオープン時のお店から見える夕日をモチーフにし、「高森4丁目の夕日」という名前で販売されています。焼き色が夕日のようにきれいなお菓子です。ぜひ1度お試しください。
さらに、毎月29日はフクダの日で新商品の発売日です。夕方ですとケーキが残っていない場合もあるので日中行くことをお勧めします。みなさんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。最後に、取材をこころよく引き受けていただきありがとうございました。

以上、「泉区いいとこ大発見」のコーナーでした。

さて、続いては「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
今回は4年の藤本朱子さんにお答えしていただきます。よろしくお願いします。

はい、今回はペンネーム おでんさんから「冷え性で最近手足が冷えるのですが、体を温かくする食材はなんですか?」という質問をいただきました。そこで私、藤本朱子が調べてまいりました。

気温がだんだん下がってきてみなさんも手足が冷えることが増えてきたのではないでしょうか。私も最近布団に入っても足先が冷たいなと思うことがあります。みなさんはどうですか。
まず冷え性について少し説明しますと、冷え性というのは手や足の先が温まらず、冷えているような感覚が続くような状態のことを言います。冷え性は病気の一種と思われがちですが、実は病気として扱われているわけではありません。

原因はわからないが、なんとなく体調が悪いという状態であり、病気の元といえると考えられます。風邪をひく前の症状として「頭が重い」「疲労感がとれない」というような症状が出る方もいるかと思います。それと同じで冷え症も症状の一つとされているのです。

冷え症の要因として遺伝やホルモンバランスの乱れ、また生活習慣などのいくつかの要因がかかわっていると考えられています。

みなさんは冷え症対策としてなにかしていることはありますか?

いろいろとあると思いますが、今回は食生活における冷え症対策を少しご紹介します。まず、根菜類はミネラルやビタミンEを多く含み、血行を促進する働きがあります。大豆食品はタンパク質が多く代謝を促進する働きがあるため体を温めてくれる食材といえます。体を温めるとよく聞くしょうがにはジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオールというものが含まれており、血行を改善する作用が期待されています。

また、夏野菜は水分を多く含むため体を冷やす効果が高いく、冬野菜は体を温める効果が高いと言われます。そのため気温が下がる寒い時期にキュウリやトマトなどを多くとるのは避けた方が良いでしょう。白菜や大根、にんじん、かぶといった冬野菜を鍋やおでんといった温かい料理として食べることでより体が温まると思います。

普段の調理において具材をひと工夫して、冷え性対策をし寒い冬も乗り越えましょう。
今回は「食べると体が温かくなる食材」についてお答えしました。おでんさん、参考になったでしょうか?

以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は藤本朱子さんに「体を温かくする食材」についてお答えしていただきました。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』