20170703 04 放送音源

IMG_0554

放送音源

≪オープニング≫
本日は、中野佐知子さん、藤本朱子さん、コメンテーターは横山正敏さん、
メインパーソナリティーは佐藤琴音でお送りします。
番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、「体験した臨地実習」について語らいます。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、泉区の食、健康に関わる情報を紹介する「泉区いいとこ大発見」のコーナーと、食や健康に関する疑問を私たちが答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。
fmいずみのスタジオからお送りします。どうぞ、30分間お付き合いください。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
このコーナーでは、私たちのキャンパスライフでの、学びや体験を発信していきます。第4回目の今日は、朱子さんに「体験した臨地実習」についてご紹介してもらいます。
宮城学院女子大学の食品栄養学科では三年生になると全部で三か所の臨地実習に行くのですよね。「はい。つい先日臨地実習を終えてきました。等」
実習は高齢者施設や給食センターなどの給食経営管理分野、市役所や保健所などの公衆栄養学分野、病院の臨床栄養学分野の3つにわかれていて、3年生のうちにそれぞれの分野で実習に行きます。期間は1週間~2週間で、各施設の現場に入り実際に体験して勉強してきます。
今回、私は給食経営管理分野で6月5日~6月16日までの2週間、利府町にある有限会社みやぎ保健企画セントラルキッチンで実習をしてきました。セントラルキッチンとは高齢者施設や病院などの大量の料理を必要とする施設の調理を引き受けている施設です。47つの施設の調理を引き受けているため1日に調理する食数は4500食にもなります。
Q.朱子さんの1日の流れを教えてもらえますか?
はい。一日の流れとしてはまず出勤したら実習着に着替えて手洗いやエアーシャワーを念入りにしてから厨房に入ります。調理員の方の指示に従って調理や盛り付けなどをしました。大量調理であるため施設内の設備の規模がとても大きく初めて経験することが多かったので、毎日が新鮮であっという間の2週間でした。
Q.大変だったことはなんですか?
はい。大変だったことは調理後の料理を計量したことです。900人分くらいの調理された料理を4kgごとに計量する作業があったのですが、回転釜という大きな鍋のようなもの2つ分の量があってとても大変でした。家で料理する時には混ぜる作業も簡単ですが、大量調理になると1mくらいの木べらを使って体全体で混ぜなければいけないので体力を結構使う作業でしたね。
Q.実習を通してどんなことを学びましたか?
2週間の実習で学んだことは、衛生管理の大切さです。人に料理を提供する上では安全で安心されるものを提供しなければいけません。セントラルキッチンでは厨房に入る前にも手洗いやエアーシャワーによって衛生に気を遣っています。調理しているときも常に手袋をして、食品を触るときは必ず手袋は2重ですることを徹底していました。常に1人1人が衛生に関して意識していることで安全安心の料理が提供されるのだなと思いました。自分が家で料理するときはあまり気をつけていませんでしたが、もっと衛生に関して意識しなくてはいけないなと思います。
2週間の実習で多くの体験をさせていただいて、自分はまだまだ勉強不足だと思ったのと同時に管理栄養士になりたいという気持ちがさらに強くなりました。栄養素の効能や個人の病状に適応している必要な栄養素など基本的な知識を身に付けたり、献立作成のためのメニューの種類を増やしていきたいと思います。現場がどこであれ、患者さんや利用者の方を第一に考え、一人一人に寄り添った管理栄養士になれるようこれからの勉強もがんばっていきたいと思います。
今回の臨地実習を通して朱子さんは多くのことを学んだのですね。臨地実習お疲れ様でした。
以上、「私たちのキャンパスライフ」今回は「体験した臨地実習」について、藤本朱子さんにお伝えしていただきました。

≪音楽タイム≫
~♪~

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や雑誌情報、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきたいと思います。
今回は、仙台で有名なあの美味しい食べ物を作っている場所を調査してきたそうです!
それでは、レポーターの佐知子さんお願いします!
はい!今日は泉区にある阿部蒲鉾店泉工場についてご紹介いたします。笹かまぼこで有名な阿部蒲鉾さんですがそのかまぼこを作っている工場が泉区の泉パークタウン工業流通団地という自然豊かに彩られた場所にあります。
ここでは1日に笹かまぼこ約10万枚を製造しており、毎日早朝から製造を開始し、直営32店舗へと配送されます。泉工場では誰でも無料で笹かまぼこの製造工程を見学することができるほか、全体の工程をビデオで見ることもできるそうです。工場見学は一時間半程度で回ることができまた阿部蒲鉾工場の方に直接案内をしていただくことができるので分かりやすくて安心して見学することができます。
ところで宮城県民にはお馴染みの笹かまぼこですが、皆さん笹かまぼこの歴史はご存知でしょうか。
ではここから「笹かまぼこ」についてお話ししていきたいと思います。
そもそも蒲鉾自体が日本に初めて登場したのは1115年の平安時代と言われています。蒲鉾の歴史はなんと900年もあるのです!明治時代に仙台の三陸沖ではひらめの大漁が続き、その利用と保存のため、ヒラメをすり身にして手の平でたたき、笹の葉の形に焼いたものが、笹かまぼこのルーツといわれています。
笹かまぼこの名称の由来は、その形状が笹の葉に似ているところからきたものでその他にも「ベロかまぼこ」「木の葉かまぼこ」「手の平かまぼこ」などとも呼ばれていたそうです。
笹や竹というのは、古来より生々発展の(絶えず発展する)イメージを持ち、瑞々しく奥ゆかしいものとして、昔から愛されておりそれをもとに、旧仙台藩主伊達家の家紋にも竹と笹がかかれています、1935年(昭和10年)創業した阿部蒲鉾店が、仙台藩主伊達家の家紋に描かれている笹にもちなんで「笹かまぼこ」と呼ぶようになりました。
では皆さん、実は今かまぼこは健康や美容によいヘルシーフードでもあると言われていることをご存知でしょうか。
かまぼこに含まれるたんぱく質は、筋肉や骨の形成に必要な栄養素で、魚を主原料とするかまぼこは成長期の子どもにとって理想的な食品といえます。また低脂質であるかまぼこは、ダイエット中の食事にも向いていて、笹かまぼこは高弾力なので、食べ応えや腹持ちも抜群なのです!かまぼこはたくさんのアミノ酸を含むので、美容にぴったりの食品です。
魚のすり身からつくられるかまぼこは良質なたんぱく質やDHA、不飽和脂肪酸など様々な栄養素が含まれており、健康維持やエイジングケアに最適です。かまぼこは手軽に食事
に取り入れることができるので、お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで全ての年代の方へ生活習慣の見直しや毎日の健康維持に向いている食品のではないでしょうか。
~笹かまの食べ方についてフリートーク~
・普段笹かまは食べていますか?
・食べ方について
阿部蒲鉾店泉工場では工場直営店舗がありそこで商品を購入することもできるそうなので、見学の帰りにおみやげとして買って帰るのもいいですね。
なお阿部鎌店泉工場を見学する際は事前に申し込みが必要となりますのであらかじめお電話での予約を行ってください。時期は繁忙期である8月や12月を除いた平日のみ行うことができます。
Q.ネット予約はできますか
仙台の名物を作る過程を見学できるなんてすごく楽しそうですね!
ぜひ、皆さんも電話で予約して阿部蒲鉾店泉工場に行ってみてください!!
以上、「泉区いいとこ大発見」の4回目は、阿部蒲鉾店泉工場についてレポーターの佐知子さんにお伝えしていただきました。
来週もこのコーナーをお楽しみに。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回の担当は、私、佐藤琴音がお送りします。
先日、ラジオネームまいまいさんから今年は伊達政宗の生誕450周年にあたるそうですが、お正月に食べる伊達巻と伊達政宗の伊達、何か関係があるのですか??という疑問をいただきました。
確かに、伊達巻の伊達と伊達政宗の伊達おなじ漢字ですよね!!
佐知子さんは関係があると思いますか??
朱子さんは?横山さんは?
まずは、伊達巻についてお伝えしたいと思います。
伊達巻はおせち料理に代表的なものですよね。おせち料理にはそれぞれ願いが込められています。所説ありますが、伊達巻には、形が巻物に似ていることから、知識が増えますようにという願いが込められているそうです。また、地域によって食べ物の味付けには違いがでてくると聞いたことがあると思います。
実は、伊達巻も関東と関西で、味付けが違うそうです。昔は、砂糖が高級品で、甘さが美味しさ、高級であるという意識があったそうで、関東の伊達巻は、その意識があってか、ジューシーで甘い味付けです。
一方、関西の伊達巻は、甘さが控えめで魚のうま味を生かした味付けです。私は、宮城で生まれ育ったので甘くない伊達巻……想像がつきません(笑)
伊達巻は、グチ、ハモ、スケトウダラなどの白身魚やエビのすり身に溶き卵と出汁を加えて、すり混ぜて、みりんや砂糖で調味して焼き上げてつくります。熱いうちにまきすで巻いて形を整えます。先ほど佐知子さんに紹介していただいた蒲鉾と同様魚などを主原料とするので健康や美容にもいいです。
それでは、お待たせしました。伊達巻と伊達政宗ですが、結論からお答えしますと関係していたり関係してなかったり曖昧でした汗。
昔は、ヒラメの肉に鶏卵を混ぜて焼いた「平玉子焼」というものがあったそうです。
この「平玉子焼」を、奥州の武将である伊達政宗が好んで食べたといわれています。そして、いつしかその「平玉子焼」が「伊達焼」と呼ばれるようになったそうです。そして、この伊達焼をすだれで巻いたことから今の名前である「伊達巻」と呼ばれるようになったと言われています。
しかし、伊達巻の名前の由来は所説ありまして伊達政宗と関係があると断言できませんでした。
また、調べてみると日本の食文化を後世に伝えるために伊達巻の日が作られたそうです。この伊達巻の日は、同じ伊達の名前を持つ伊達政宗の命日5月24日に株式会社千日(せんにち)総本社が制定したそうです。
伊達巻が伊達政宗と関係していると断言はできませんでしたが、伊達巻には奥が深く謎なことが多いということが分かりました。ラジオネームまいまいさん、疑問は少しでも解決されたでしょうか。
以上、「解決!なんでもアンサー」今回は、「伊達巻って伊達政宗と関係しているの?」についてわたくし佐藤琴音がお伝えしました。

『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』