20170626 03 放送音源

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放送音源

本日は、4年伊藤菜那子さん、3年安藤泉さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティーは仙台三桜高校出身4年星菜摘でお送りします。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、「アルバイトで学んだこと」について語らいます。

1曲音楽をはさんで、番組後半は、泉区の食、健康に関わる情報を紹介する「泉区いいとこ大発見」のコーナーと、皆さんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫3分00秒~10分00秒≫
今回は安藤泉さんに「アルバイトで学んだこと」についてご紹介してもらいます。よろしくお願いします。
はい!今日は、私が焼肉屋さんでアルバイトをして学んだことについてお話ししたいと思います。私は大学1年の終わりくらいから、焼肉屋さんでホールのアルバイトを始めてもう1年3ヶ月くらい働かせてもらっています。元々食べ物に興味があって、人と話すことも好きなのでやりがいがあり、とても楽しく働かせてもらっています。接客業なのでお辞儀の仕方や言葉遣いなど礼儀も学べて、お肉の部位や特徴についても学べてとてもためになっています。月に1回お店を良くするための会議をしたり、お店で出している料理がどんなものか、勉強会をしたりするのですが、その中でいろいろと学ぶことができて、とても勉強になるとともに、お肉ってとても奥が深いなと思います。
ここで勉強会で学んだことを紹介します。みなさんは日本三大和牛が何か知っていますか?

日本三大和牛は神戸牛、松坂牛、米沢牛だそうです。私がびっくりしたのは米沢牛が日本三大和牛に入っていたということなんです。米沢牛って山形県の置賜地方で育った牛のお肉なのですが、私も山形県の置賜地方の出身なんです。山形に住んでにいるときは、地元の高くておいしいお肉という認識しかなかったのですが、全国的に見ても有名で質の高いお肉なんだなと思いました。実家の近くに米沢牛を飼っている牛舎がいくつかあるので、あそこにいた牛はそんなに素晴らしい牛だったんだなあと驚きました。
米沢牛は山形県米沢市を含む置賜地方3市5町で飼育された黒毛和牛を指します。米沢牛が世に知られるようになったのは明治時代。米沢藩の藩主、上杉鷹山が来日していた英国人の英語教師に振る舞ったのが始まりとされています。あまりの美味しさにその英語教師が、牛一頭を横浜に連れて帰り、友人たちに振る舞ったところ、評判を呼び、米沢牛が全国に知れ渡ったそうです。
米沢牛は30ヶ月以上という長い期間をかけてじっくりと育てられるものが多く、肉の赤身には脂身が浸透して旨味のある肉質になるそうです。また、稲わらなど乾燥した飼料を食べているので肉に臭みがつかず、霜降りがきめ細かく、口の中でとろけるような質感をもっているそうです。
ところでみなさん、お肉のランク付けでA5とかよく耳にすると思うのですが、そのランクってどうやって決まっているか知っていますか?

実はアルファベットと数字は別々のことについての評価なんです。アルファベットはABCの3段階があって歩留等級を示しています。歩留等級とは一頭の牛からとれる枝肉からどのくらいの食肉が取れるかを表すものです。枝肉とは皮や骨、内臓などを取り去った肉のことでさらにこの枝肉から食べられる肉が多く取れるほど歩留等級が高いということになります。Bが標準でそれより高ければA、低ければCという格付けになります。
次に数字は1〜5の5段階があってこれは肉質等級を示しています。肉質等級は霜降りの度合い、肉の色沢、肉の締まり及びきめ、脂肪の色沢と質の4項目で判定されます。(霜降りの度合いは脂肪が多いものが5ランクとなり、ほとんどない場合は1ランクになります。
次の、「肉の色沢」とは、肉の色と光沢のことで、見た目が鮮やか色であるほど高いランクに位置づけられます。一般的に鮮鮭色が良いとされているようです。続いて、「肉の締まり及びきめ」は見た目で評価されるもので、特にきめが細かいほど柔らかい食感となります。最後の「脂肪の色沢と質」については、色が白かクリームに近いほどランクが高く、さらに光沢と質を考慮されて決められます。)これらの4項目について判定が行われるのですが、それぞれ5つのランクに分けられ、その中の一番低い等級に決定され格付けが行われます。例えば、霜降りの度合い、肉の色沢、肉の締まり及びきめの3項目が5と判定されても脂肪の色沢と質が1と判定されれば、その肉の肉質等級は1となってしまいます。おもしろいですよね!私はこれを聞いた時すごく厳しく判定され格付けされているんだなと思いました。だからA5ランクと格付けされているお肉ってすごく素晴らしいお肉なんだなと思いました。みなさんもお肉を食べる時に気にして見てみて下さい!
以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は安藤泉さんに「アルバイトで学んだこと」について紹介してもらいました。

≪音楽タイム≫
それではお聞き下さい。
~♪~

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます、第3回目のレポーターは伊藤菜那子さんです。宜しくお願いします。
今回私は泉区のパン屋さんについて調べてきました。
私は、先日、泉区寺岡にある泉パークタウンタピオから歩いて7分ほどの住宅街にあるトトマパンというパン屋さんに行ってきました。夫婦2人で経営しており、自家製酵母と十勝産小麦などシンプルな素材を使ったパンが特徴のようでした。外見は普通の家のようで私は実際見逃してしまいました。店内は小さいがウッドデッキ調でおしゃれな雰囲気がありました。パンの他に雑貨やジャムも置いてありました。行った際に、ベーグルとクルミチーズパンを買って食べてみたのですがモチモチの食感で噛みごたえがありました。どちらもとてもおいしく、小麦の味がしっかり伝わってきて素材の良さも感じることができました。また行って買いたいと思うほど魅力的なパン屋さんでした。
Q.皆さんパンはよく食べますか?好きなパンなどありますか?
私が行ったパン屋さんにライ麦を使ったパンも置いてあったので今回はライ麦パンについて紹介します。パンは本来小麦が原料なのですが、ライ麦パンはライ麦を原料としています。ライ麦パンは、ドイツやロシアといった寒くて小麦の栽培が難しい地域でライ麦を使ってパンを作ったところから生まれています。また、普通のパンはイースト菌を使ってふっくらとしたパンになりますが、ライ麦パンの場合、イースト菌ではなくサワードワーという天然酵母を使うのが主流となっています。そのため、パンは酸味があり密度の高い硬めのパンになります。色も、ライ麦の全粒粉を使うことが多いため黒っぽい色をしています。
ライ麦パンは女性にとってうれしい効果もあります。1つは、パンの中でも低カロリーということです。100gあたりで比べると食パンは264キロカロリーであり、ライ麦パンは186キロカロリーと低いです。2つ目は食物繊維が豊富ということです。食パンに比べると不溶性食物繊維は2倍なんです。おなかの調子を整えてくれたり、便通にも効果があるとされています。他にも低GI食品とされ、ライ麦パンはほかのパンに比べ血糖値の上昇が緩やかです。血糖値は急上昇すると太りやすくなります。そのため血糖値を上げにくいライ麦パンは主食としても向いていると思います。また、硬めのパンであるため噛みごたえがあり咀嚼回数が増えます。すると満腹中枢が刺激されるため食べ過ぎを予防することにもつながります。普段の食事に取り入れることでダイエットにも向いたパンになりそうですね。
第3回目はトトマパンというパン屋さんをレポートしました。来週もこのコーナーをお楽しみに。
以上、『泉区いいとこ大発見』のコーナーでした。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は私、星菜摘が紹介します。
ペンネーム フィッシャーマンは天国さんからの疑問です。「私の兄は釣り人なのですが、海に出るとよくワラサというお魚をお土産に帰ってきます。我が家ではもうお馴染みのワラサですが、実は出世魚らしいのです。そこで、出世魚について知りたくなりました。詳しく教えてください!」とのことでした。皆さんワラサは何の魚か知っていますか?
…ワラサはブリの成長過程なんです。
出世魚というのはもともと、江戸時代の頃までは、武士や学者などは男の子が成人になったことを祝う元服の際や出世に伴って名前がころころ変更される習慣がありました。この風習がもととなり、成長に伴って名前が変わる魚を「出世魚」と呼ぶようになったそうなんです。
しかし、全ての魚がそう呼ばれるわけではなく、サイズや生息域、生態などが変化し、さらには味も変わる魚が特に出世魚と呼ばれます。ほかにもスズキやボラなどがこの仲間ですが、今回はブリについて見ていきたいと思います。ブリはワカシ(15㎝=定規)→イナダ(30㎝=A4ファイル)→ワラサ(60㎝)→ブリ(80㎝越え)というような名前の変化を遂げます。ブリの幼少期はあまり耳にしない名前ですね~。しかし、この呼び名は関東での呼び方です。ほかにもツバス、ハマチ、メジロなどなど様々な名前があり、地方によっても異なります。まさに七変化ですね。もしこれが人間だったら同窓会の時、中学校の友達には、「イナダじゃん久しぶり!」と言われ、高校の友達には「ワラサ元気にしてたか~?」というようにいろんな名前で呼ばれてしまいそうですね。(笑)
それはさておき、お寿司屋さんに行くと、ブリ、ハマチ、カンパチと似たような魚がありますよね?今まではなんとなく選んでいたあなたに、それぞれの違いをお教えしますので、是非お寿司屋さんに行った時の参考にしてください。実はブリとハマチは天然か養殖かで分けられることが多いです。というのも養殖ではハマチの大きさで出荷することが多く、市場に出回るというわけです。つまり、ブリは天然、ハマチは養殖ということです。そしてカンパチはというと、旬の季節が異なります。ブリは寒い時期には冷たい海に耐えるために脂がのり、おいしくなります。一方でカンパチは初夏に産卵の時期となり、脂が少なくても、身がしっかり引き締まっておいしくなります。冬はぶり、夏はカンパチといったところです。
気になるお値段はハマチ、ブリ、カンパチの順に高額になっていきます。それぞれ脂の量や味も違ってきますので、是非食べ比べしてみてくださいね。こんなにお魚のことを考えていたらお寿司が食べたくなりましたね!
以上、「解決!なんでもアンサー」今回は「出世魚って何なの?」について私星菜摘がお送りしました。

本日は、伊藤菜那子さん、安藤泉さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティーは星菜摘でお送りしました。

『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』IMG_0545