自主制作ラジオ放送 パワフル奮闘記 第15回 (2015 09 07)

15回目を担当します今日のメインパーソナリティーは4年の清水佳南です。今日一緒に番組を担当する仲間を紹介します。
正木ゼミ4年の佐藤李咲です。正木ゼミ3年の高橋美結です。そして、番組のコメンテーターは、丹野なな子さんです。
本日はこの4人でお送りしますが、後ほどゲストが登場しますのでお楽しみに!!

≪コーナー1≫
最初のコーナーは、「気になる」「身になる」「クエスチョン」です。
私達が気になる疑問をゲストにぶつけて、教えてもらい、リスナーのみなさんの身になる情報を発信します。夏も終わり、実りの秋を迎えますね。ということで、今日のクエスチョンは「食物の栽培と収穫について」です。そして、クエスチョンに答えていただくゲストは首藤憲司郎さんです。
首藤さんは、イーストファームみやぎにお勤めで、私たちが農作業体験でお世話になっている先生でもあります。よろしくお願いします。
Q1.改めてではありますが、イーストファームみやぎについて教えてください。
O2.首藤さんが農業と出会ったきっかけは何ですか?
Q3.食物を栽培、収穫する上で困難なことは何ですか?
Q4.お仕事のやりがいを教えてください。
Q5.これから農業を担っていく若い世代へ向けて、メッセージをお願いします。
以上、「気になる身になるクエスチョン」、今回は『食物の栽培と収穫について』をお伝えしました。

≪コーナー2≫
さて次は、旬の食材について1分間でお伝えする、「旬の食材1分メモ」です。
美結さんお願いします。 はい。今回は、まさに今が旬の「鰹」についてお伝えします。
鰹の美味しい季節は、春と秋の年に2回あります。春、黒潮にのって太平洋岸を北上する時期にとれたものを「初鰹」、秋に水温の低下に伴って南下してきたところを獲ったものを「戻り鰹」といいます。
この「戻り鰹」は「初鰹」と違ってエサをたっぷりと食べているので、体も一段と大きくなり、しっかりと脂がのってより一層おいしいといわれています。
ところでみなさん、「カツオ」という漢字はどのように書くのかわかりますか?そうです、カツオは「魚へん」に「堅い」と書いて「鰹」と読みます。
漢字の由来として、昔の日本は、カツオを保存食として素干にしたり、煮て干したりして用いられていた事から、 「堅い魚」と書いて「カツオ」と呼ばれるようになったそうです。
みなさんご存知の通り、カツオ節は鰹からできていますが、カツオ節には様々な種類があることはご存知でしょうか?
生のカツオが鰹節になるまで、切る、煮る、燻す、天日干し、カビ付けなど様々な工程がありますが、この工程の違いによって、やわらかい「なまり節」、やや堅い「裸節」、堅くて加工用に
作られた「荒節」、みなさんがよくテレビなどで目にする、カビ付けがされた「本枯節」があります。一般的に、お店で売られている「カツオの削り節」は、加工用に作られた「荒節」を用いています。この荒節を様々な削り方をすることで、お料理のだし取りやたこ焼きやお好み焼きにトッピングする「鰹節」が出来上がります。これから、秋本番となり、食べ物がおいしい季節となりますね。
脂がのったカツオもよし、鰹節をたっぷり乗せたお好み焼きもよし、食欲の秋を存分に楽しみましょう!
明日の、魚は、鰹で決まり~!!以上「旬の食材1分メモ」、今回は「鰹」をご紹介しました。

≪コーナー3≫
さて、続いては「ヒラケ!ミヤガク」のコーナーです。
ここでは、私たちが学内外で多くの事を学び体験することで、夢や才能を開花させたい!そして、それら学び得たことを社会に開放していきたい!という想いとともに、私たちのキャンパスライフでの、学びや体験を発信していきます。
今回は、卒業論文研究についてお伝えします。4年生になると所属したゼミごとに、卒業論文を書くための研究が始まります。テーマはそれぞれで自由に設定し、研究を進めます。今日は正木ゼミの李咲さんが取り組んでいる卒論研究について聞いていきます!『私の卒論 佐藤李咲編』です。

Q1.どんな研究をしているのですか?
 はい。正木ゼミでは、毎年「女性の健康」をテーマに卒業論文研究を行っています。そこで私は今年、現在20代女性の約4割が睡眠不足であるという国民健康栄養調査の実態を踏まえ、『食事によって睡眠の質を良くする』という研究を6人のチームで行っています。これまでの専門家らによる研究では、食事の中でも夕食時の主食の内容や摂取量、摂取してから睡眠に入るまでの時間などが睡眠の質に大きな影響を与えているということが明らかとなっています。この研究結果をもとに、様々な条件を定めて食習慣の変容を行い、睡眠の質を測定できる腕時計型のウェアラブル端末を用いてその変化を見ていくという方法で現在実験に取り組んでいます。

Q2.研究をしていて大変だったこと、つらいなと思ったことはありますか?
 はい。まず、実験に関わる準備が大変だと感じました。実験をする上で根拠となる論文探しや、実験での結果を立証するためには被験者はどのくらい必要なのか、実験はどのくらいの期間行うのか、そしてその実験から得られたデータをどのように活用するのか、次の実験にどのように繋げていくのかなど、実験前に用意しなければいけないものや実験後の処理など、やらなければいけない作業や考えなければいけない事柄が予想以上にたくさんありました。さらに、いざ実験が始まっても、私たちが期待したような実験結果が思うように得られなかったり、睡眠の質のデータがウェアラブル端末に反映されず、実験のやり直しをしなければならない被験者が数名いて次の実験に進むことが出来なかったりと、苦戦することもあります。
また、今年は就職活動の時期が遅くなってしまったこともあり、実験方法や内容改善のための話し合いが6人全員で出来ないことも大変だと感じています。

Q3.研究をすることで身に付いた力、学んだことなどはありますか?
 はい。研究を進めていく上で、必要となる論文がなかなか見つからなかったり、実験がうまくいかなかったりしてくじけそうになることもたくさんあったのですが、諦めずに続けたり、他の方法を試してみたりするなど粘り強く取り組む力や、物事を多角的に捉える力などが身に付いたのではないかと感じています。また、チームでの取り組みは上手くいかないこともたくさんありますが、やはりみんなで意見を出し合って実験内容を改善していくことや協力して一つのものに向かっていくことのすばらしさや大切さも改めて学ぶことができました。

Q4.研究の今後の展望や、目標を教えてください。
はい。私たちはこれから管理栄養士という食のスペシャリストとして様々な人の健康をサポートしていくことになります。その上で、この研究を通して体の健康のためだけでなく、睡眠という人間としてなくてはならない営みを食事の面からも支えていけるようにしたいです。
研究は大変なこともたくさんありますが、これからも「食事による良好な睡眠の質の獲得」に向け、みんなと力を合わせて根気よく研究を継続していきたいと考えています。

以上、「ヒラケ!ミヤガク」今回は『私の卒論 佐藤李咲編』についてお伝えしました。