食品栄養学科自主制作ラジオ放送 20121122 第25回
「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記」~!
こんにちは! この番組、今日で25回目となります。
宮城学院女子大学 食品栄養学科で管理栄養士を目指す私たちが、栄養と食べることの魅力を熱く語っていく番組です。
私たちのキャンパスライフや、黒川郡大衡村で行っている教育ファームの様子、ご当地自慢なども紹介していきます。
とにかく食べることと東北地方が大好きな私たちの想いが、皆様に届きますように!
一生懸命頑張ります!
毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!
今日のメインパーソナリティーは3年生の坂本紗季子でお送りします。
今日一緒に番組を担当する、私たちの仲間は2人!(パーソナリティーが振る。)
3年生の山田梨花です。千葉晴佳です。
そして番組のコメンテーターは私達の先輩4年生の雪下捺希さんです。
正木先生の代役よろしくお願いします。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「わたしたちのキャンパスライフ」のコーナーです。今日は宮城学院女子大学で行われている「さなぎプロジェクト」という活動をご紹介します。
1曲音楽をはさみまして、番組後半は、私たちの出身地の名物などを紹介する「ご当地自慢」のコーナーと、今日からすぐに役に立つ豆知識「栄養ワンポイント」のコーナーをお届けします。
FMいずみのスタジオからお送りします。
どうぞ、30分間ランチタイムのBGMとしてお付き合いください。
この番組は、宮城学院女子大学の提供でお送りします。
≪コーナー1 わたしたちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「わたしたちのキャンパスライフ」のコーナーです。今日は、私たちの大学で行われている「さなぎプロジェクト」という活動をご紹介します。
「さ なぎプロジェクト」と言っても、さなぎを育てるプロジェクトではありません!宮城学院女子大学では、授業やサークル活動以外での学生たち独自の活動を「自 主活動」と位置づけて、「失敗してもいいからやっていみよう!」という考えのもと、資金援助も含む支援活動を行なっています。この学生による組織化された 自主活動のことを「さなぎプロジェクト」と呼んでいます。大学生活の中でなにか活動をしたいけれどどうしたらいいのかわからない…、すでに独自の活動を始 めているけれど、さらに活動を充実させるために資金的な援助が欲しい…と思っている学生を支援しています。
過去には、イベントへの参加や 毎週の勉強会を通して、学生が学生らしく取り組むことができる国際協力の形を追求する国際支援活動や、「学内におけるカフェを通して被災地の食料生産の復 興を伝える」というコンセプトのもと、被災された生産者や業者の方々を応援できるようなカフェの企画・運営を行う活動、「本の魅力・価値」を広げていくこ とを目的とし、捨てられてしまう本や本棚に眠っている本を集めて、必要としている人に本を譲り、“本のたすきをつないでいく”本の森プロジェクトなどがあ りました。それぞれの学生が所属している学科や、大学で学んでいることを生かした活動を行なっています。
私たち食品栄養学科の3年生もこの「さなぎプロジェクト」に参加しています。
私たちの活動の紹介をお願いします。
体 にやさしいお菓子(野菜を使用したお菓子やヘルシーなお菓子)を作り、うふカフェや食堂で販売する。商品と一緒に栄養についての知識を書いたり、リーフ レットを配布することで栄養知識の提供・普及を行う。また、お菓子の材料にできる限り地場産の食材を用いたり、売上の一部を被災地へ寄附することで、地域 への貢献をする。
どうしてこの活動に参加しようと思ったのか。
製作するお菓子の決め方について。
活動してみてどうでしたか。
実 際にお菓子を製作・販売してみると、どう工夫すれば買ってもらえるのか、価格の設定やラッピング、製作にかかる時間の計算など、考えなければいけない問題 が多くありました。これは実際に体験してみないとわからないことだと思うので、すごくいい経験になりました。自分たちが作ったお菓子を買っていってくれる 姿をみるとすごく嬉しい気持ちになり、この活動に参加してよかったなあと思いました。
以上、「わたしたちのキャンパスライフ」今回は「さなぎプロジェクト」についてお伝えしました。
≪音楽タイム≫
ここでリスナーの皆さんに心の栄養源をお届けします。
音楽を聴くと心が癒されたり、元気になりますよね。
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽をご紹介します。
今 週ご紹介する曲は、私たちの大好きな正木先生の選曲で、「Desperado」です。この曲はアメリカのバンド、イーグルスが1973年4月に発表した 2ndアルバムのタイトル・トラックで、元気がない友人に宛てた手紙をもとに作られた曲です。この番組のご当地自慢のコーナーのBGMとしてもおなじみの あの曲です。「Desperado」は、リンダ・ロンシュタットやカーペンターズなどにカバーされていて、日本でも平井堅など多くのアーティストにカバー されています。今日はSuperflyによるカバーをライブ音源でお届けします。
それではお聞き下さい。Superflyで「Desperado」。
~♪~
お届けした曲はSuperflyで「Desperado」でした。
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!
≪コーナー2 ご当地自慢≫
さて、次のコーナーは、ご当地自慢のコーナーです。誰もがもつふるさと、それぞれひとりひとりにとって特別な存在です。このコーナーでは出身地の食べ物、文化など自慢できるものをみなさんにご紹介していきます。
今回は私、名取市出身の坂本紗季子が名取市閖上の赤貝をご紹介します。
み なさん、名取市の閖上という地区をご存知ですか?閖上の「閖」という字はとても珍しい漢字で、門構えの中に水と書いて「閖」と読みます。古来仙台藩の漁港 となっていたこの地は、「浜にいかだに乗った観音像が揺り上げられた」という伝説からひらがなで「ゆりあげ浜」と表記されていたそうです。後の仙台藩主、 四代伊達綱宗公が、仙台市の大年寺に参拝した帰りに、門の中からはるか遠くに、海岸が波打つ浜をご覧になりました。そこで「門の中から水が見えた故に、今 後、門の中に水と書いて閖上(ゆりあげ)と呼ぶように」とのお言葉でこの字が誕生したと言われています。
この閖上が生産量日本一を誇るのが、赤貝 です。名取川、阿武隈川の河口に位置する閖上には、栄養が豊富な水が流れ出ていて、柔らかい中にも弾力があり、しこしこした歯ごたえと、噛めば噛むほどに 口の中に甘さの広がる赤貝を育てます。日本で食べられている赤貝は、輸入物が九割、国産はわずか一割となっています。そのため閖上産の赤貝が、その希少性 もあって全国的にも評価が高く、東京の高級寿司屋では一貫で2000円近い値がつくそうです。
高級品であるために、そのほとんどが築地市場に行っ てしまい、地元の方はほとんど口にすることができないブランド食材でした。そこで、町おこしとして閖上の赤貝を地域の名物にしようと、地元商工会や漁協が 一丸となって「赤貝丼」が誕生しました。ところがこの赤貝丼、閖上に行けばいつでも食べられるというわけではありません。食べられるのは赤貝がとれる9 月~3月、扱っているのは5店舗のみで、各店舗1日5食限定でした。しかも、悪天候などで漁が無い日には食べられません。そのためもし食べられればそれだ けで幸運の“幻の赤貝丼”と言われていました。
しかし、昨年の震災により閖上地区は大きな被害を受けました。赤貝を取るための船は全て流され、昨 年暮れに漁を再開したものの、今操業している船は2隻のみです。閖上地区はまだまだ復興の途中ですが、今年2月には復興の願いが込められた仮設店舗の、 「閖上さいかい市場」が名取市美田園にオープンしました。また、震災前には毎週日曜・祝日に開催されていた「ゆりあげ港朝市」が、場所を変え、震災後2週 間で復活しました。現在では、毎週日曜日の朝にイオンモール名取エアリの駐車場にて開催されています。閖上地区の方々は復興に向け、「まずは自分たちが元 気になって復興するしかない」という思いで頑張っています。
みなさんも是非、「閖上さいかい市場」、「ゆりあげ港朝市」に足を運んでみてください!
以上、「ご当地自慢」のコーナーでした。
≪コーナー3 栄養ワンポイント≫
さて、続いては『栄養ワンポイント』のコーナーです。このコーナーでは、管理栄養士を目指す私たちが栄養について知っておきたい知識、また、生活にすぐに役立つ豆知識をクイズ形式でリスナーの皆さんにご紹介します。みんなで考えて理解を深めていきましょう。
今日は、どのご家庭にもある、あるものについての問題をご用意しました。
みなさん、保存していた砂糖が固まってしまって、使いたい時に使えない!なんて経験をしたことはありませんか?そんな時、どうすればもとのサラサラとした状態に戻るでしょうか。
①電子レンジで加熱する
②冷凍庫に入れて一晩寝かせる
③ペーパータオルに包んでドライヤーをあてる
正解は、「①電子レンジで加熱する」です。砂糖が固まるのは、砂糖が湿気を吸収したためです。砂糖はとても吸湿度が高く、空気中の湿気を吸収すると結晶の表面が溶けて蜜状になります。それが乾燥すると接着剤が固まったかのように、結晶同士がしっかりと固まってしまいます。
そ こで湿気で固まってしまった砂糖は、電子レンジに2~3分かけてから広げて乾燥させれば、サラサラとした状態に戻ります。これは砂糖の結晶の間にあった微 量の水分が温められて、固まりがゆるくなるためです。ただし、水分を多く含む砂糖をあまり長く加熱すると、砂糖が溶けてしまうので注意しましょう。
こ の方法は、ほかの食品にも応用することが出来ます。例えば、湿気た焼き海苔の場合には、耐熱皿などに重ならないように並べて30秒ほど加熱すると、加熱直 後は少しやわらかいのですが、しばらくするとパリパリとした食感に戻ります。また、湿気たせんべいやクッキーは、ペーパータオルの上に並べて、裏返したり 位置を変えたりしながら、20~30秒間の加熱を2~3回繰り返せば乾かすことが出来ます。
以上、栄養ワンポイントのコーナーでした。
今日は、山田梨花ちゃんと千葉晴佳ちゃんをスタジオにお迎えして、コメンテーターは雪下捺希さん、メインパーソナリティーは坂本紗季子でお送りしました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週は最終回,お楽しみに!』
この番組は、宮城学院女子大学の提供でお送りしました。