自主制作ラジオ放送 パワフル奮闘記 第26回 (2014.11.24) 

今年度最後の放送、26回目を担当します今日のメインパーソナリティーは 正木ゼミ4年の宮田盟子です。
毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!
今日一緒に番組を担当するのは、先週に引き続き,3年の清水さんと近江さん,
そして国際文化学科2年の菊池ちあきさんです。
最終回の今日は学生4人でお送りします。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」です。
今回は、12月13日土曜日に宮城学院女子大学で行われる「クリスマスマーケット」についてお伝えします。
今日、一緒に番組をお届けする日本文学科のおおつきともみさん、国際文化学科の菊池ちあきさんは、この「クリスマスマーケット」の準備や開催のボランティアをしているそうなので、2人にクリスマスマーケットについて教えていただきます。

Q1:早速ですが、ともみさんに質問です。クリスマスマーケットとはなんですか?
クリスマスマーケットというのは、ヨーロッパで、11月の末ごろから12月のクリスマスまでやっている、お祭のことで、広場の中心にクリスマスタワーと呼ばれる大きな塔が置かれて、その周りでホットワインやホットチョコレートが売られていたり、日本の縁日のように、広場や通りに出店が並び、簡単な食事や土産物が売られていたりもしています。
今年、宮城学院では初めてこの「クリスマスマーケット」を開催します。12月12日12時30分から礼拝堂で開会礼拝を行い、13時からは、礼拝堂でトークショーを行ったり、いろいろな催し物が始まります。
宮城学院はキリスト教主義の学校なので、まさにぴったりのイベントですね。
Q2:宮城学院で開催される「クリスマスマーケット」では、どんなことをするのですか?
※催しが行われる場所も教えてください。
クリスマスの本やカード、ケーキ、古着物で作る和小物や日本酒などを販売するお店を出展します。また、マジックや人形劇、尺八と琴のコラボレーションなどを見ることもできます。
また、クリスマスならではのフルーツケーキとドリンクなどを楽しみながら一休みできる場所もあります。
見たり、お買い物をするだけではなく、実際に体験できるワークショップを2つ開催します。1つは「おいしいワークショップ」といって、焼いたクッキーに、絵を描いてカラフルなオリジナルクッキーを作ることができます。2つ目の「わいわいワークショップ」では、松ぼっくりのきらきらツリーや、キャンドルなどを楽しく作ることができます。小さなお子さんを連れて、親子で楽しめるようなワークシップですね!
Q3:12時30分から行われる礼拝とはどのようなものなのですか?
礼拝とは、神様にお祈りをする会のことで、聖書のお話を聴いたり、賛美歌を歌ったりして、お祈りをします。宮城学院ではキリスト教学の授業があって、礼拝に参加するのですが、パイプオルガンの演奏が心地よくて心がきれいになる気がしますよね!クリスマスマーケットで行われる礼拝はただの礼拝ではなく、アートな仕上がりとなっています。
宮城学院の礼拝堂には大きなステンドグラスがあってとても奇麗ですよね。
Q4:クリスマスマーケットや礼拝には学外の方も自由に参加できるものなんですか?申し込みなどは必要ありますか?
街中はもうクリスマスの飾りでいっぱいですよね!ラジオをお聴きの皆さんも、ぜひ12月13日土曜日12時30分から宮城学院のクリスマスマーケットで、クリスマス気分を味わってみてはいかがでしょうか。お待ちしております 。
以上、「私たちのキャンパスライフ」今回は「クリスマスマーケット」についてお届けしました。

≪音楽タイム≫

≪コーナー2≫
さて、次は、お野菜ワンポイントのコーナーです。
野菜の1日の取目標量は350gですが、日本人の野菜の摂取量はどの年齢でも目標量に達していません。そこで、毎週1種類、皆さんに旬な野菜をご紹介していき、野菜の魅力をお伝えしていきます。
今回は「白菜」をご紹介します。
冬野菜の代表格といえば、甘みのある白菜ですよね。白菜の旬は11~2月で、鍋物には欠かせない野菜の一つですよね。
白菜はアブラナ科の野菜で、紀元前の中国で栽培されていたブラッシカ・ラパという野菜が品種改良されて生まれました。
日本でハクサイが食べられるようになったのは、意外にも20世紀に入ってからなんです。中国から日本へ、江戸時代以前に、持ち込まれてはいたのですが、アブラナ科の植物である白菜は、近くにある植物の花粉で受粉し交雑種を作りやすい特徴を持っているため、継続して同じ系統の白菜を収穫するのが困難だったために、なかなか普及しなかったようです。
明治末期から大正にかけて、宮城県の沼倉吉兵衛が宮城県農業高等学校と伊達家養種園で白菜の導入に成功し、松島湾の小島で隔離育種したので、松島白菜という品種名がつけられています。この松島白菜は仙台白菜とも呼ばれ仙台市などを中心に出荷、消費されています。
今ではスーパーや私たちの食卓でごく当たり前に並んでいる白菜ですが、今の形になるまでたくさんの試行錯誤があったんですね!
白菜といえば、私は鍋料理だとか、キムチや浅漬けにされているものが好きなのですが、皆さんはどのように調理した白菜が好きですか?
白菜は内側の葉、外側の葉、芯など部位によって、味わいが異なるので、料理の際にはそれぞれの特徴を生かして使うのがポイントです。 例えば、少しかための外側の葉は、炒め物やその葉の大きさを生かしてロール白菜などに使うのがおすすめです。一方、やわらかい内側の葉は、甘みを生かし鍋料理に。特に柔らかい部分はサラダにも利用できます。芯も鍋料理やスープ向きです。ただし、葉よりも火の通りに時間がかかるので、芯の厚い部分はそぎ切りにして、火の通りにムラのないように工夫してみてください。
最後に栄養素についてのお話です。
白菜にはさまざまなビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。白菜に含まれるビタミンは水に溶ける性質があるので、鍋料理などに使うときには、煮汁ごと栄養を逃さずとりいれましょう。また、加熱によりかさが減るため、たくさんの量をとることができる、冬場の野菜不足の解消に活躍します。これからさらに寒くなりますが、熱々の鍋を囲んで家族団らんなんて、いいですよね。そのときはお肉だけでなく、今日ご紹介した白菜も、もりもり食べてくださいね 。

明日の、野菜は、白菜 で 決まり~!!
以上『お野菜ワンポイント』、今回は「 白菜 」を紹介しました。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
今回は私たち正木ゼミの会話の中で、「12月22日は冬至だけど、何でかぼちゃを食べる風習があるんだろうね」という話題があがったので、「冬至ではなぜかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする風習があるの?」という疑問を解決します。
まず初めに、冬至とは、1年を24つに分けた、二十四節気(にじゅうしせっき)の22番目に当たる日で、1年で最も昼が短かく、夜が長い日です。太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(6月21日ごろ)と日照時間を比べるとどのくらい違いがあると思いますか?
北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分もの差があるようです!!

冬至の日は「死に一番近い日」と言われていて、その厄を払うために体を温め、無病息災を祈ってさまざまな慣わし行われるようになったと言われています。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日と言われ、この日を境に再び力が甦ってくることから、冬至を境に運が上昇するという説もあります。
まずカボチャを食べる理由ですが、カボチャを食べると中風(脳梗塞のこと)にならず、長生きでるという言い伝えがあるからです。かぼちゃはビタミンAが豊富なので、風邪や脳血管疾患予防に効果があるため、この言い伝えは理にかなっていると言えます。本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くことから、冬に栄養をとるための知恵でもあるようです。
また、「ん」のつく食べ物は運気を上げるとして、れんこん・うどんなども食べる習慣があるようです。カボチャは漢字で書くと南と瓜の2文字で「ナンキン」と読むので、「ん」がつく食べ物でもあります。
次にゆず湯についてです。ゆず湯に入る習慣は、銭湯ができた江戸時代から始まったと言われています。冬至→湯治(とうじ)、ゆず→融通(ゆうずう)をかけた語呂合わせから、『お湯に入って融通良く行きましょう』という意味があると言われています。
ゆず湯には、血液の流れを良くする血行促進効果があり、風邪の予防だけではなく、冷え性や神経痛、腰痛などを和らげる効果があるとされています。ゆずの果汁や皮にはお肌に良いと言われているビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは乾燥肌の予防や老化予防が期待でき、肌を守るバリア機能の効果が期待できます。また、ゆず独特の爽やかで優しい香りがリラックス効果も期待できます。
日本や中国だけでなく、世界各地で、太陽の力が最も弱まった日を無事過ぎ去ったことを祝うということで「冬至祭」が祝われています。
皆さんは、冬至の日に家庭で何かやっていることはありますか?
~フリートーク~
12月22日はクリスマス目前で、華やかなクリスマスのイベントに目が行きがちですが、カボチャを食べたり、ゆず湯に浸かってリラックスしてみたりと、日本の素敵な風習をして、健康を祈るのもとっても素敵ですよね。
ラジオをお聴きの皆さんの中には、冬至の習慣を最近意識していなかったな、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?今年の12月22日はぜひ、カボチャを食べて、柚湯に浸かってみてはいかがでしょうか?
以上、解決なんでもアンサー今回は「冬至の風習」についてお伝えしました。

今年度最後の放送も早いもので、そろそろお別れの時間です。
12月13日土曜日宮城学院で行われるクリスマーケットにぜひお越しください。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来年度の放送もお楽しみに!』
この番組は、食育関連事業を行っているNPO法人オリザネットの提供でお送りしました。