19回目を担当します今日のメインパーソナリティーは 3年の 平賀小百合 です。今日の自己紹介テーマは「春休みの予定」です。私は、就活の疲れを癒しにゆっくりおんせんにでもいきたいなーって考えてます。毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!今日一緒に番組を担当する、私たちの仲間はこの方です!
3年生の齋藤奈津美さんと3年生の河原木仁美さんです。
そして、番組のコメンテーターは私たちの学外の活動を支援していただいているNPO法人オリザネットの横山さんです。よろしくお願いします。
本日はこの4人でお送りします。よろしくお願いします。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、「食品栄養学科のゼミ活動」ということで、鎌田先生のゼミ活動について語らいます。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、魚の魅力をさぐる「お魚ワンポイント」のコーナーと、皆さんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。
今日は最近ニュースで話題のSTAP細胞について質問が来たので勉強してきました。
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。食品栄養学科のゼミ活動、パート4ということで、
今回は、ゲストのなつみちゃんが所属している鎌田先生のゼミについて語っていきたいと思います。
鎌田ゼミは臨床栄養の分野ということなんですが、どのような分野なのでしょうか。ひとみちゃん、教えてください。
・臨床の授業で栄養剤試飲した話
・二年生の時の、献立作成、調理 など
鎌田ゼミでは、どのような活動をしているんですか?なつみさん。
なるほどー。実践的なことをいろいろされているんですね。栄養士になったときの技術が身に付きますね。
以上「私たちのキャンパスライフ」今回は「食品栄養学科のゼミ活動、鎌田ゼミ」についてお送りしました。
≪音楽タイム≫
ここで一曲音楽をお届けします。音楽を聴くと心が癒されたり、元気になりますよね。この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介していきます。
今週ご紹介する曲は、μ‘sの「スタートダッシュ」です。この曲は、近づいてくる春に向けて、自分の未来のために頑張ろうと思わせてくれる曲です。
それでは、お聴きください。
~♪~
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!
≪コーナー2≫
さて、次のコーナーは、少しずつ話題となりつつあるコーナー、お魚ワンポイントのコーナーです。
現在、日本人の魚離れが問題となっています。魚食だった日本の食事ですが、摂取量は肉が魚を上回り、魚食が逆転した「肉食化」の傾向が拡大しています。肉を好む若者だけではなく高齢者でも魚離れが進んでいます。そこで、このコーナーでは、毎週一種類、魚をとりあげ皆さんにご紹介していき、魚離れを食い止められればと思います。今回、ご紹介する魚は、「あゆ」です。
アユの語源は、秋の産卵期に川を下ることから「アユル」(落ちるの意)に由来するとの説や、神前に供える食物であるというところから「饗(あえ)」に由来するとの説など諸説あります。
なつみちゃん、あゆってどうかくかわかりますか?正解は、魚へんに占う、とかきます!
現在の「鮎」の字が当てられている由来は諸説あり、神功皇后がアユを釣って戦いの勝敗を占ったとする説、鮎が一定の縄張りを独占する(占める)ところからつけられた字であるというものなど諸説あります。
アユという意味での漢字の鮎は奈良時代ごろから使われていましたが、当時の鮎はナマズを指しており、記紀を含め殆どがアユを年魚と表記しています。
中国で漢字の「鮎」は古代日本と同様ナマズを指しているそうです。
アユは香魚、年魚とも呼ばれ、本来、川と海を回遊する魚で、東アジア一帯に生息しています。日本では代表的な川魚となっています。
名前の「香魚」と言われるように、アユは独特の芳香を持っており、水質が良い河川のアユはスイカの香りがします。また、水質が落ちてくるとキュウリの香りに変わる事も知られています。
☆メモ
①琵琶湖のアユ
琵琶湖に生息するアユは普通のアユのように海には下らず、琵琶湖を海の代わりとして利用している。琵琶湖コアユは、普通のアユとは違い、海水では生きていけない体質になってしまっているようです。現在、琵琶湖産のアユを他の河川に放流しているケースが多いのですが、これらが、もともとのアユと交雑した場合、その稚魚もまた、海では生きられない性質となる事が分かっており、本来のアユがそれにより激減する危惧が唱えられています。
②アユの友釣り
河川のアユは、主に川底の石についた苔類を食べています。この苔を確保するため、アユ同士で縄張りを作り、自分の縄張りに入ってきた他のアユを追い払う性質を持っています。この性質を使ったのが友釣りです。釣り人たちが10m近い釣竿を静かに構えてアユを釣る姿は日本の夏の風物詩となっています。
○アユの旬
特に天然アユを中心に、出まわる時期が限られていることから、初夏の代表的な味覚とされています。アユは資源保護のため、11月-5月は禁漁となっています。旬は、この禁猟明けの6月から8月頃までで、特に7月の若鮎が骨も柔らかく美味しいです。好みにもよりますが、産卵前の落ちアユも子持ちで美味しいという方も多いようです。落ちアユは9月~10月が食べごろです。
みなさんはあゆの調理法、どのようなものが思い浮かびますか?
焼き物・揚げ物
河川で獲れた若アユを丸ごと塩焼きにするのって、有名だと思います。
全体に振り塩をし、焼いた時に焦げないよう、背びれや尾ヒレにたっぷりと飾り塩を付け、泳いでいる姿のように頭から、身体を波打たせて串を打ちます。蓼酢(たです)で食べるのが一般的ですが、ほかにも蓼味噌を添える場合もあります。天ぷらでもおいしく召し上がれます。
生食
酢や塩に浸けて、酢飯と合わせた「鮎寿司」、「鮎の姿寿司」も作る地方がある。JR京都駅の名物駅弁ともなっている。
アユの腸を塩辛にした「うるか」は、珍味として喜ばれる。
煮物
琵琶湖周辺などでは稚魚の氷魚の佃煮や、成魚の鮎の甘露煮も名物として製造販売されている。これは滋賀の郷土料理となっている。
・アユ節
乾燥させた鮎節は和食の出汁としても珍重される。また、鮎の干物からとった「水出汁」は、極めて上品。
○栄養成分・効能
・内臓にはビタミンAがたっぷり
アユの内臓にはビタミンAが非常に沢山含まれています。焼いて食べた場合、天然物でも内臓には2000μg/100g、養殖物だと、6000μg/100gもあります。
ホウレンソウが350μg/100g、ニンジン 760μg/100gと比べてもその多さが分かります。
このビタミンAは、前回放送したうなぎでもお伝えしましたが、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや、免疫力を高める働きがあります
・ビタミンB12も豊富
アユを1尾食べると、一日に必要なビタミンB12は摂れてしまうほど含んでいます。これに関しては、天然物の方が多く含まれています。
全体的に栄養価が高く、その他のビタミン類やカルシウムなどのミネラルもバランスよく含まれています。
栄養価の高い鮎、みなさん、食べたくなってきたのではないでしょうか。
明日の おかずは あゆで 決まり!
以上『お魚ワンポイント』 今回は「あゆ」を紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していくコーナーです。今日の疑問は、3年の庄司美桃さんからいただきました。「STAP細胞ってなに?」という疑問です。最近ニュースで話題になっていますよね。調べてみました!
刺激惹起性多能性獲得細胞(しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう)は、動物細胞に外部から刺激を与えて分化多能性(生物を構成する全ての細胞系譜に分化できるという性質)を持たせた細胞です。英語名の頭字語から STAP細胞とも呼ばれています。
弱酸性溶液に浸して刺激を与え、白血病阻止因子(LIF)を含む培地に移して培養することにより作製された多能性細胞です。作成に成功したのは理化学研究所などで、理研発生・再生科学総合研究センターの研究ユニットリーダー小保方晴子さんが命名しました。研究成果は、2014年1月29日付けのイギリス科学誌『ネイチャー』に掲載されました。それ以前には、「何百年の細胞生物学の歴史を愚弄している」とまで否定され、論文掲載を拒まれたといいます。というのも、通説では「動物の細胞は外からの刺激だけで万能細胞(受精卵から発生可能な全ての細胞系譜に分化できるという性質)にならない」はずであったからです。この発見は常識を覆すものでした。
☆STAP細胞とiPS(人工多能性幹細胞)細胞の違い
iPS細胞は胎盤の細胞を作ることはできないが、STAP細胞は胎盤も含むすべての細胞に変化できる。IPS細胞の作製効率は1%未満、STAP細胞になる確率は7-9%であり、遥かに高い。
作製に要する期間はIPS細胞は2 - 3週間、STAP細胞は2-7日で、大幅に短縮された。ヒトの細胞からSTAP細胞が作れるかどうかは不明であり、研究グループは他の動物やヒトの細胞から作る研究も始めているそうです。質問をくれた庄司美桃ちゃん、参考になったでしょうか。
以上、解決!なんでもアンサーのコーナーでした。
本日のコメンテーターは横山正敏さん、ゲストは齋藤奈津美さん、河原木仁美さん、メインパーソナリティーは3年平賀小百合でお送りしました。