今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年佐野友衣子です。
出身高校は富谷高校です。
本日10月31日はハロウィンです。ハロウィンは子供たちが仮装をしてお菓子をもらうイベントです。そこで本日は「好きなお菓子」をテーマに自己紹介をさせていただきます。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方です! 遠藤日和さん、齋藤桃花さん、そして番組のコメンテーターはお馴染み、正木先生です。
本日はこの4名でお送りいたします。よろしくお願いします!
≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは私たち宮城学院女子大学の、大学生活についてご紹介する「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
こちらは、コーナー担当者の方に、大学行事やイベント、サークル活動などのキャンパスライフを紹介してもらいます。
今回は私、齋藤桃花が「自主活動団体 楽食プロジェクト」について紹介します。
「楽食プロジェクト」は、楽しい食事のプロジェクトと書き、宮城学院女子大学の学食を楽しくするためのプロジェクトとして活動を行っています。このプロジェクトは、学生が自ら学生食堂で販売されている期間限定メニューの提案や試作、販売ポスターの作成などを行う自主活動団体です。1、2年生が主体となって活動しており、活動に学科の制限はありませんが現在は食品栄養学科の学生のみで活動しています
学生食堂では、年に5~6回期間限定のフェアを開催し、提案したメニューの提供を行っています。今年度は4月に新入生歓迎フェア、5月に中華フェア、6月にスイーツフェアと3か月連続で開催しました。
何人くらいのメンバーで活動しているんですか?
→現在は34名で活動しています。毎回全員が参加する訳ではなく、全体でスケジュールの調整を行ってフェアの計画を立てています。予定の合う人が参加する形で活動を行っているため、試作は6人程度で行うことがほとんどです。
ここからは楽食プロジェクトの活動についてお話したいと思います。年度初めに昨年度の人気フェアのメニューや季節に合わせた年間のフェア企画を計画します。宮城学院女子大学の学生食堂では、例年辛いメニューが人気のため麻婆麺やエビチリ丼、豆乳担々うどんなど辛いメニューが多く提供され、毎回盛況頂いています。
フェアの計画の際には、食堂の職員さんとの打ち合わせを行い、フェアの開催日・レシピの提出日・試作日・試食日などを決定します。フェア開催が近くなると、それぞれがレシピを提案し、提供が可能な価格か、大量調理が可能かなど、職員さんに確認を行って、提供するメニューを決めていきます。
試作は実際に食堂をお借りし、提供時に作る職員さんたちが効率よく調理が行える工程を考えながら行っています。試作したものをみんなで食べる試食会では、味や盛り付けの改善点についてそれぞれ意見を出し合います。ここで実際に食べることで味の濃さや食べやすさについて検討し、大幅に食材や味付けが変更することもあるので、とても大切な機会です。価格についても載せる食材の数を1個単位で計算し、より安く美味しく食べられるように話し合っています。
さらに今回は、現在行っているりんごフェアについても紹介します。りんごフェアは、1週間毎日青森のりんごを使ったメニューを提供します。普段はあまり食べることのないりんごのメニューがたくさん提供されるので、好奇心で食べてみようと買っている方も多く見られます。
昨年度は、すりおろしりんごたっぷりキーマカレーやりんごたっぷり冷麺などのご飯やりんごヨーグルトパフェ、焼きりんごなどのスイーツが毎日日替わりで提供されました。同じようにご飯やスイーツを提供していますが、今年度のりんごフェアは楽食プロジェクトのメンバーだけでなく、学生食堂のバイトや職員さんなど多くのメンバーが関わってメニューの考案を行っており、活動の幅を広げています。
このように楽食プロジェクトは、学生がメニューの提案から試食までを担当し様々なメニューを提供しています。自分の考えたメニューが実際に提供され、多くの人に食べてもらえることは、大きなやりがいを感じます。コロナ禍の影響で以前と同じように活動することは難しくなっていますが、コロナ禍での食事を少しでも楽しいものにできるようにこれからも精一杯活動していきます。
今回の「私たちのキャンパスライフ」は、齋藤桃花が「自主活動団体 楽食プロジェクト」について紹介しました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪コーナー2泉区いいとこ大発見≫
さて、次は今年で6年目を迎える「泉区いいとこ大発見」のコーナーです。
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。 泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。
今回は、私、遠藤日和が「光明(こうみょう)の滝」について紹介いたします。よろしくお願いします。
みなさんは「光明の滝」について知っていますか?
仙台の有名な滝は、秋保(あきう)などの温泉地のものが多いですが、この公明の滝は七北田川の支流である長谷倉(はせくら)川上流の静かな山中に位置しています。知る人ぞ知るパワースポットとしても有名なのだそうです。
なぜこの滝を選んだのかというと、先日のシルバーウィークに家族がこの滝を訪れたからです。私は残念ながら行けませんでしたが、素敵な所だったと教えてもらったので、詳しく知りたいと思い検索したところ、今が一番美しく滝を見ることができると知りぜひ訪れてみてほしいと思ったことがきっかけです。
光明の滝は、泉区朴沢(ほうざわ)の下平(しもだいら)にあります。地下鉄泉中央駅、仙台市営バス2番のりばより朴沢行に乗車し、終点の「朴沢」で下車してから徒歩で約一時間行ったところにあります。車を利用する場合、東北道「仙台宮城」ICから約40分で行くことができます。
バス停からは少し遠いですが、バス停から光明の滝までは、木々の緑や一面に広がる水田の風景を見ながら行くことができます。春から初夏にかけては、若葉の色が淡い緑から濃い緑に変わっていく様や、水が引かれカエルの鳴く穏やかな田園風景が楽しめます。そして今の季節には美しい紅葉がいっぱいに広がっています。
また、バス停から滝までに行くまでに、「亀の子石」と呼ばれる石碑群があります。
昔、この石で地蔵を作ろうと石屋が頼みましたが、彫っても彫っても翌日になると元の形に戻ってしまうのでとうとう地蔵を作ることを断念したと伝えられています。
また、この石の下の土を持ち帰り、妊婦の布団の下に入れておくと、お産が軽く済むという話も伝えれています。
滝のほかにも泉区のいいところをいっぱいに感じられるので、ぜひ車ではなくバスと徒歩で行くことをお勧めします。
光明の滝は、高さ約7メートルあり、泉区の滝の中で水の量、落ちる音ともに随一なのだそうです。あまり大きな滝ではないですが、水量が多いためかなり迫力があり、柵の中にいても水しぶきが感じられてとても気持ちがいいそうです。周りも木々に囲まれ、滝の音や小鳥のさえずりなどしかしないので、とてもリフレッシュできます。
約2メートルある滝壺はエメラルドグリーンの色をしており、この季節だと周りの紅葉と映えてとても美しいそうです。また、滝壺には不動尊が祭られています。眼病に聞くといわれていますが、豊富な水量に隠れて見えないこともあるそうです。祠が滝の傍にあるので、見えなくてもお参りすることができます。
これから冬季になると、水量が少なくなり雪もあるため危険です。紅葉が美しいうちに滝に行くことをおすすめします。
今回は、私、遠藤日和が「光明の滝」について、紹介いたしました。
≪コーナー3解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんから頂いた疑問や質問をみんなで考え解決していきます。今回は3年の佐藤乙羽さんに解決していただきました。
先日、宮城学院女子大学で開催された大学祭で、正木ゼミではイソフラボンバーを販売しました。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、例年とは異なり、牛乳を材料にした普通のドーナツ1個、豆乳を材料にしたドーナツ2個合わせて3個を100円で販売し、お客様に食べ比べていただきました。大学祭にお越しいただき、ありがとうございました。伝統のレシピを後輩に受け継いでもらおうと思います。
さて、今回はドーナツを購入していただいたお客様から、「豆乳を入れたドーナツの方がもちもちしているのはなぜか」という質問をいただきました。
★豆乳が入っていることで、食感の違いを感じることはありますか?
まず、豆乳と同じようにたんぱく質が含まれている牛乳との栄養素の違いについてお話します。大きな違いとして、豆乳は植物性食品、牛乳は動物性食品という点があります。たんぱく質はどちらにも同程度含まれていますが、豆乳の方が低糖質、低脂質であるため、カロリーが低い傾向があります。さらに豆乳には脂質の中の不飽和脂肪酸がほとんど含まれていないため、減量中の方や生活習慣病予防のためには牛乳よりも豆乳の方が、メリットが大きいと言えます。そして、豆乳は貧血に関わる鉄や銅が多く含まれています。鉄には吸収率の高いヘム鉄と非ヘム鉄があり、豆乳は非ヘム鉄であるため、吸収をよくするためにはビタミンCを同時に補うことが大切です。ビタミンCは豆乳には含まれていないため、別に摂取する必要があります。牛乳は豆乳よりもカルシウムが多く含まれています。カルシウムは骨や歯を丈夫に整えている大切な栄養素です。このように、豆乳と牛乳には成分の違いがあります。
ドーナツだけでなく、ホットケーキをふわふわもちもちにするために豆乳を入れる方法があります。豆乳に含まれる大豆タンパク質にはホットケーキの性質をさまざまに改良する働きがあり豆乳入りホットケーキの方が冷めてもフワフワが保てます。また、豆乳の代わりに豆腐を入れれば時間が経ってもよりフワフワでしかもモチモチになります。豆腐は熱を加えるとにがりの成分とタンパク質が結びついて、より豆腐の身が締まるのでホットケーキに入れるとフワフワかつモチモチになるそうです。
今までお話してきたことから、豆乳を入れるともちもちとした食感になることは、植物性の大豆たんぱく質が関係していました。牛乳も同じようにたんぱく質が含まれていますが、カゼインというたんぱく質は熱安定性があり、100℃以下の加熱ではほとんど変化しないため、豆乳の方が違いを感じやすいという傾向があると思われます。
用途やお好みに合わせて、豆乳を活用してみてはいかがでしょうか。
今回の「解決!なんでもアンサー」は
・森永乳業 豆乳の栄養素(タンパク質・カルシウム等)について解説!牛乳と豆乳の違いも紹介豆乳の栄養素(タンパク質・カルシウム等)について解説!牛乳と豆乳の違いも紹介 (morinaga.co.jp)
・すイエんサー ホットケーキレシピ/フワフワで超分厚い/10月18日[すイエんサー]ホットケーキレシピ/フワフワで超分厚い/10月18日 | 七転八起 (/mania-info.com)
・豆乳を毎日飲んでも大丈夫?1日どのくらい飲めばいい?豆乳を毎日飲んでも大丈夫?1日どのくらい飲めばいい? | 豆乳生活 (tounyu.jp)
を参照し、「豆乳を入れたドーナツの方がもちもちしているのはなぜか」について解決しました。
管理栄養士を目指す宮城学院女子大学のパワフル奮闘記「来週もお楽しみに!」