2022年10月24日放送 08回

2022年10月24日放送 08回

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8回目を担当します 今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年佐藤乙羽です。
出身高校は仙台三桜高校です。

木々の紅葉も日ごとに深まり、肌に空気の冷たさを感じるようになりました。10月31日はハロウィン、2か月後の12月25日はクリスマスと楽しみなイベントも多くなってきたのではないでしょうか。
本日は、「今、楽しみにしていること」をテーマに自己紹介をさせていただきます。

そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方々です!
3年生の斎藤桃花さん、現代ビジネス学科3年生の千田涼未さん、福田美海さん、貴志なつみさん。
そして番組のコメンテーターはお馴染み、正木先生です。

本日は、この4名でお送りします。よろしくお願いします!

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
私たち、食品栄養学科では、食と栄養に関する情報を中心にこれまでご紹介してきましたが、宮城学院女子大学では、他の学部・学科でも食品開発など食に関わる活動を行っています。サークルなどでは交流はありますが、授業で一緒になる機会が少ないので、他学科の活動を知りたくて、今日は現代ビジネス学科3年生の千田涼未さん、福田美海さん、貴志なつみさんをお呼びして、「現代ビジネス学科のキャンパスライフ」についてご紹介していただくことにしました。
それでは、現代ビジネス学科の皆さんよろしくお願いします。

こんばんは。現代ビジネス学科の千田涼未です。
現代ビジネス学科では、マーケティングや会計学を始めとしたマネジメント系科目や観光・多文化共生を始めとした観光・地域復興系科目を学ぶことが出来ます。

また、現代ビジネス学科は少人数制のゼミナール活動に力を入れています。13個のゼミナールから希望する分野を選択することができ、ゼミナールそれぞれが異なる活動目的を持って活発に活動しています。

ゼミナールでは、先生と共に商品開発や企画運営などの実践的な活動を通して社会人スキルを習得し、社会人基礎力を得ることができます。

私たち食品栄養学科は、2年生の後半に9個のゼミナールから希望する分野を選択し、3年生からゼミの活動を行っています。私たちもゼミでの実践的な活動を通して、大学の講義だけではできないことをたくさん経験することができるので、仲間や多職種の方々との連携の大切さ、健康情報の入手方法など多くの学びを得ることができます。)

今回は、渡部順一ゼミ、高橋ゼミ、石原ゼミの、三つのゼミナールがそれぞれどのような活動・取り組みを行っているのかをご紹介させていただきます。

一つ目は渡部順一ゼミの主な活動内容について福田美海から紹介させていただきます。渡部順一ゼミではものづくり、女性起業家への面談調査、企業や地域のフィールドワークを主として活動しています。ものづくりでは、少人数のチームに分かれ、模擬の会社の設立をします。そして、作りたいもののアイデアを出し合い、自分たちで業者に交渉し商品の販売に向けて活動を進めていきます。今年度は、私の会社では、モノの出し入れもしやすく可愛さも兼ね備えたバッグを制作しました。限られた予算の中で自分達の思い描く商品を作り出す事は難しい事も多々ありましたが、チームで協力して1つのものを作り上げる事はとてもやりがいや達成感を感じましたし、協調性や積極性の面でも成長することができたのではないかと思います。

二つ目は高橋ゼミについて貴志なつみからご紹介させていただきます。高橋ゼミでは地域振興をメインテーマに活動しています。高橋ゼミのゼミ生は宮城県外の学生が多いので、各出身地の情報を交換しながら取り組むことができています。昨年度は中勇酒造さんや堤焼乾馬窯さんの蔵を訪問して地域産業としてのお話を伺いました。現在は乾馬窯さんと協働して、大学内の憩いの場であるうふカフェで堤焼のコーヒーカップを使用させていただいてます。アンケートも実施していますので、うふカフェをご利用の際は是非地域が生んだ焼物の良さを体感してみてください。

三つ目の石原ゼミについては千田涼未からご紹介させていただきます。石原ゼミは「三方良し」の考えの基、地域の企業さんと連携し商品開発を行っています。商品化の流れといたしましては、市場調査から始まり、試作、販売プロモーションの立案などを経て試験販売を行った後、アンケート情報を基にデータ分析を行い有効な結果が得られた場合に限り商品化が決定するといった流れで商品開発を行っています。マーケティング学に基づいて開発した商品の数々は多くの方にご評価を頂くことが多く、サバだしラーメンや石巻おでんは石原ゼミナールが開発した商品の中でも代表的な商品です。今年は香煎うどんという、うどんのモチモチ感とそばのような香ばしさを兼ね備えた新感覚の細麺うどんの正式な販売が石巻の道の駅で始まりました。夕方のニュースで取り上げていただくなどして注目を集めている香煎うどんの魅力が多くの方に広まるよう今後もゼミでの活動に力を入れていきたいと思います。

先日行われた大学祭では、私たちは豆乳を材料にしたドーナツを販売ました。たくさんの方にお越しいただき、ご購入いただきありがとうございました。千田さん、現代ビジネス学科も活動されていましたね!

本日は、商品開発や企画運営など幅広い活動をされている現代ビジネス学科のゼミでの活動を知ることができました。食品栄養学科と現代ビジネス学科の交流を増やし、お互いに学んでいる分野の理解を深め、ゼミの活動をより良いものにしたいですね。今後、ぜひ食品栄養学科のゼミと一緒に商品開発を実現したいです!

今回の「私たちのキャンパスライフ」は、現代ビジネス学科3年生の千田涼未さん、福田美海さん、貴志なつみさんをお招きし、「現代ビジネス学科のキャンパスライフ」についてご紹介していただきました。

≪音楽タイム≫
~♪~
≪コーナー2 泉区いいとこ大発見 part6≫
さて、次は『泉区いいとこ大発見』のコーナーです。
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。泉区のいいとこをたくさん見つけて、私、齋藤桃花が紹介していきます。

今回は正木ゼミ3年、落合鈴音さんから「水の森公園」についての情報をいただきました。

水の森公園は、私たちが通う宮城学院女子大学のすぐ隣にあります。私は水の森公園の存在は知っていたのですが、なかなか機会がなく行くことが出来ていませんでした。今回はこのラジオを機に実際に行ってみていいとこを沢山発見してきました。

まず皆さんは水の森公園がどんなところがご存知ですか?
水の森公園は名前の通り水と森に囲まれている自然豊かな仙台で最大の公園です。
公園は一面芝生でボールやフリスビーなどで遊んでいる人やシートを広げてピクニックをしている人が多く見られ様々な人が思い思いに過ごしていました。

公園に併設されているキャンプ場ではファミリーだけでなくソロでキャンプを楽しむ人もおり、子供から大人まで幅広い層の人達が楽しんでいました。トイレやシャワー室、炊事棟もあり設備はちゃんと整っていると感じ、初めてキャンプをするという方にもオススメの場所だと思いました。

キャンプ場は日帰り専用のデイキャンプサイトと日帰り・宿泊ができるテントサイトがあり、毎年3月1日から11月30日まで営業しており、日帰りなら10時から16時まで、宿泊なら利用手続きを9時半から16時半までに済ませ翌日の9時半まで利用できます。駐車場も無料であり、6時から19時の間にのみゲートが開いています。バスを利用するなら宮城交通バスで仙台駅前で乗り、水の森公園キャンプ場入口で下車し1分ほど歩くと着くことが出来ます。

私も最近、別のところですがキャンプに行きました。
キャンプでは自然を感じられ、のんびりできたのでとても良かったです。
また、キャンプ場のデイキャンプサイトでは、キャンプだけでなくバーベキューや芋煮会を行うことができるそうです。今は芋煮会のシーズンなので親睦を深めるためにやってみてはいかがでしょうか?

キャンプ場やバーベキュー場だけでなく、自然歩道があるため、散歩やウォーキングにも最適です。
ウォーキングコースには西周遊コースと東周遊コースがあり、周りは木々が多く展望は少ないですが森林浴をするには楽しめるコースだと思いました。また、季節によって見える景色が違ってくるため、四季を楽しむために行くのもいいですね。
今回実際に行ってみて、日頃からアウトドアを楽しんでいる人だけでなく、インドア派の人にもゆっくり過ごせるのでオススメだと感じました。私も基本的に家にいることが多いのですが、疲れた時や気持ちを落ち着かせたい時などに大学の隣ですぐ行けるので学校帰りに寄ってみるのもいいなと思いました。

そしてもうすぐ紅葉の季節ですね。私が行った時はまだ葉が色づく前だったので次は見頃の時期に行ってみたいです。
今回の泉区いいとこ大発見は「水の森公園」について落合鈴音さんから情報をいただきました。
≪コーナー3 ≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
今回は3年の斎藤もえさんに解決していただきました。

わたしの妹から「野菜をゆでると色が変わるのはなぜか」という質問を頂きました。

★調理したら色が変わる食べ物といったら何を思い浮かべますか?

色々な食材がありますよね。
では、なぜ茹でたときには野菜が変色してしまうことがあるのかについてお話していきます。

ほうれん草や小松菜、モロヘイヤなど茹でて食べることが多い葉物野菜は茹でることで黄色っぽく色が変わってしまうことがあります。これは野菜の中に入っている クロロフィルという成分が関係しています。クロロフィルは光を吸収する役割を持っており、植物や藻類に含まれる緑色の色素です。
クロロフィルは熱やpH、光など条件によって形を変えます。クロロフィルは  熱に弱く、長時間加熱すると色あせて黄色くなっていってしまう性質があります。これは熱によってクロロフィルに結び付くマグネシウムが外れ、違う色素にかわってしまうためです。
茹でるときに塩を入れると変色を防ぐことができるのは、塩のナトリウムがマグネシウムの代わりとなり、違う色素になるのを防いでくれるためです。
反対に茹でると緑色が濃くなると思った人もいると思いますがそれも正解です。

生の野菜の細胞には、目に見えない小さな気体がたくさん入っており、私たちは、その気体を通してクロロフィルを見ています。なので、生の野菜は少しにごった色をして見えていることになります。ですが、ゆでるとこの気体が出ていくため、クロロフィル本来の鮮やかな緑色に見えるようになるということです。
茹でる前の葉っぱは水に浮き、火が入っていくと空気が抜けて沈むのはこのためなんです。

では、ここで、葉物野菜を鮮やかに茹でるために気を付けるポイントを5つ紹介したいと思います。

1つ目は、ゆで汁に塩を水量に対し、2~3%の割合で入れるということです。さきほど説明したように塩を加えることで野菜の緑色色素であるクロロフィルが安定化します。そのため、加熱でクロロフィルの構造が変化しにくくなりクロロフィルの緑色がキープされやすいのです。ですが、野菜によっては塩味が強くなりすぎる場合があるので、塩分量については少し注意が必要になります。2つ目は、野菜に対して5~10倍の量のお湯を用意するということです。お湯の量が少ないと野菜を加えた時に温度が下がりやすくなります。温度が下がると茹で時間の増加に繋がってしまします。また、野菜を茹でる事で野菜に含まれている水溶性の酸がお湯に溶け出します。酸が存在するとクロロフィルが化学反応を起こし、違う色素に変化しやすいので好ましくないです。そこで、お湯の量を増やす事で酸の濃度を出来るだけ濃くなりすぎないようにするのです。3つ目は、蓋をしないでゆでることです。水を沸騰させると蒸発していくように、野菜から溶け出した酸も加熱すると蒸発していくため、蓋があると蒸発してもお湯に戻ってきてしまいます。そのため、ゆでるときは蓋をしないほうがいいのです。4つ目は、沸騰したお湯で適切な時間茹でるということです。葉物野菜は茎の部分を最初に茹でる事をおすすめします。最初に茎の部分だけを茹で、その後葉の部分を加えさらに1茹でる事で、葉の茹ですぎを防ぐことが出来ます。5つ目は茹で終わった野菜はすぐに冷ますということです。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は氷水でさっと冷やし、ブロッコリーやさやいんげんなどは急冷する必要性があまりないのでうちわであおぐなどして冷ますとよいです。水にさらす際は、栄養素が水に流れ出ていくので、長時間水にさらさないように注意が必要です。

茹でること以外にも調理方法ごとに様々なポイントがあります。見た目で料理を楽しむためにも食材が美しく、おいしく食べることができる調理方法を実践してみてください。
今回の「解決!なんでもアンサー」は、
・食事を今より100倍楽しくする食品科学 /takumiyalab.com
・CHEF CREATE LLC https://chefcreate.jp/boil-green-609
を参照し、「野菜をゆでると色が変わるのはなぜか」について解決しました。
管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 「来週もお楽しみに!」